『いじめない力、いじめられない力 60の”脱いじめ”トレーニング付』
品川裕香、岩崎書店、2014
2383冊目
リジリエンシー、弾力を身につける。個人としても、そしていじめてしまう集団としても。
https://www.dropbox.com/s/910uv7s3got7kch/いじめない力.pdf?dl=0
著者は犯罪心理学の研究者らから引用して、以下のような特徴を弾力のある人の特性としてあげています。
「社会的能力が高い」
「自発性が高い」
「欲求不満耐性が高い」
「困難を跳ね返す力があること」
「物事をあきらめないこと」
「人から好感をもたれること」
「楽観的であること」
「知能が優れていること」
「大人を引きつける魅力があること」
「よい意味での注意や支援を、周囲から引き出す力があること」
「問題解決能力が高いこと」
「目的意識やセルフ・コントロールする力が高いこと」
「先を見通す力があること」
「自尊感情が高いこと」
「自己効力感が高いこと」
「自分のことを理解し、短所を乗り越える力があること」
「社会的に望ましい行為をして社会に貢献する傾向が高いこと」
つまり、弾力があるということは、保護要因をたくさん持っているということ。
それがいじめない力、いじめられない力。36
第二章 いじめに関わらない力
1.自分の気持ちをコトバにできる力
2.自分自身のことをわかる力
3.自分をコントロールする力
4.達成感を得て、自分の可能性を信じる力
5.自分で決定する力
6.自分の将来に期待する力
7.問題に気づいて解決しようとする力
8.人の話を聴く力
9.事実と意見を分けて伝える力
10.相手の感情や態度を読み解く力
11.社会に貢献する力
12.将来を楽観する力
ダン・オルウェーズ博士があげるリスク要因
1.貧困
2.家庭内暴力や子ども時代のトラウマ
3.民族差別やそのほかの差別
4.あいまいな、もしくは過剰なしつけ
5.アルコールや薬物などの依存
6.暴力メディアの影響
7.学力不振
8.神経学上の機能不全
LD・ADHD・アスペルガー症候群 気になる子がぐんぐん伸びる授業 すべての子どもの個性が光る特別支援教育
品川裕香、高山恵子監修、小学館、2006
えじそんくらぶの高山サンが監修。
http://www.e-club.jp
この本で紹介している個別化対応は、何かが少し違うだけで学校で生きづらさを感じている子どもたち、被虐待児、転校生、帰国子女、外国人など、にとっても大切なことだと。
違っていてもあなたは大切。
そういうメッセージは、子どもがどういう場合でも大切ですね。
漫画で書かれているので、親切。
こんな対応はNG、こうするといいよ、というのがわかりやすい。