アクティブラーニング入門 アクティブラーニングが授業と生徒を変える
小林昭文、産業能率大学、2015
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アクティブラーニングというのは、一方的な知識伝達型講義を聴くという受動的な学習に対して、あらゆる能動的な学習のこと。書く話す、発表するなどの活動への関与と、そこで生じる認知プロセスの外化。
小林さんの物理の授業プロセスは「学びあい」のに近いね。
学習内容の説明 15分間パワポ、プリント、
もんだい演習 35分間問題と解答・解説プリントでピアラーニング
ふりかえり 15分間確認テスト、相互採点、リフレクション・カード
そして、毎回同じパターン。
「自分でわかる方がうれしい」
著者は文科省の学習指導要領の要点についてのポスターがよくできていると言います。
http://www.mext.go.jp/component/a_menu/education/micro_detail/__icsFiles/afieldfile/2012/07/04/1322425_02.pdf
時代がERICに追いついたね。
まだ高校の75%は講義型だけど、物理でこれができるなら、応用は可能だよ。
ふりかえりのテストの作り方など、とても配慮が行き届いている。すごく実践的! 楽しいだろうなあ。