地域に希望あり まち・人・仕事を創る
大江正章、岩波新書、2015
2344冊目
『地域の力』が13刷まで増刷されているという。その第二弾。
その間に3.11があった。
「消滅市町村」第一位の群馬県南牧村
山村の可能性:島根県邑南町・旧弥栄村・旧柿木村
自然エネルギーの福島県会津地方、岐阜県石徹白地区
漁業者との協働: 宮城県旧北上町、福島県相馬市
地域再生の柱、商店街: 香川県高松市、宮城県丸森町大張地区
ゆうきの里: 福島県旧東和町
地域循環経済: 埼玉県小川町
東日本大震災から復興しつつある地域も含めて、紹介されている。
簡単な処方箋は、ない。
うまく行っているところも、うまく行ってばかり居た訳ではないし、失敗もあった。
埼玉県小川町。
有機農業のパイオニアと、地域産業、そしてレストランのような消費者との連携。バイオガス・プラントは、エネルギーとしてはあまり成功しなかったが、有機農業のための液肥の供給源として持続している。
研修生が卒業していくことで、人材も育っている。
六次産業化
半農半Xの多様性もある。
後は、町が本腰入れて、あのシャッター商店街をどうにかしてくれたら、面になるのにねぇ。寂れているよなあ。まだいま程度では。ハイキング客にどこまで足を伸ばしてもらえるかだもんなあ。まあ、衛星都市でもあるから、消費の力はあるけどね。
希望は、人にあり。