新日本人の起源 神話からDNA科学へ 日本列島の人々は多様性に富んでいる
崎谷満、勉誠出版、2009
2342冊目
すでに篠田さんの『日本人になった祖先たちDNAから解明するその多元的構造』でも、大きくは二つの系統があることが指摘されている。
http://ericweblog.exblog.jp/18714958/
この本は、DNAだけでなく、多様な流入文化、言語的多様性にも焦点をあてている。
文化的多様性、言語的多様性と遺伝子的多様性。
そのような背景を持ちながら、標準語の強制という単一言語主義を採用する問題点も指摘している。
標準語なんて、東京方言じゃん!
激しく同意である。
日本という「国」は近代国民国家という所産である部分が多い。
つまらんなあ、一つの神話で地ならししてしまうことは。文化的自殺行為である。もっとおもしろい国だったんだろうに。戦争がなければ。