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時空超えた沖縄

時空超えた沖縄
又吉栄喜、燦葉出版社、2015
2326冊目

1947年生まれの著者は、浦添市に米軍によって建てられたテント幕舎で生まれたという。戦後2年たってのことだ。その原風景に、グスク、防空壕、闘牛場、珊瑚の海、米軍基地、歓楽街などがぎっしり詰まっているという。

社会人になってしばらくした頃、これらの原風景が消えていることに気づく。

それらをとどめるために書き始めたエッセイ。1000本以上から、66本を収録。時々の記録でもある。

沖縄の文化、沖縄の風土、沖縄の自然、沖縄の心。

半径2キロでしかない少年の世界は、境目なく広がる。うーーん、翻訳されたという彼の小説を読んでみたいと思う。
by eric-blog | 2015-06-20 09:53 | ■週5プロジェクト15
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