動くことば 動かすことば ドラマによる対話のレッスン
竹内敏晴、ちくま学芸文庫、2005
初出『演劇と教育』1997年9月号から1999年1/2月合併号
単行本『ドラマの中の人間』晶文社、1999
2496冊目
女性を主人公にしたドラマを読むことから、対話を導きだすレッスン。
夕鶴、アンティゴネー、人形の家、三人姉妹、セチュアンの善人。
夕鶴が発表された当時、退嬰的だと、批判された。
しかし、竹内さんは、つうの姿に「甘え」と「察してあげる」女の姿を見、そして、よひょうが、物質主義消費主義に堕していく姿によって
『神島』大城立裕さん。「
それはウチナワのものの口から言うことはできない。ヤマトの人が察して下さらなくては」037
「おかね」ってそんなに欲しいものなの? 039
いまとなっては、新しい、この問題提起なのだと、竹内さんは言います。
セチュアンの善人は、ブレヒトによる聖書の物語を下敷きにした「善人探し」