人気ブログランキング | 話題のタグを見る

子どもから企画・提案が生まれる学級 集団づくりの「ユニット」システム

子どもから企画・提案が生まれる学級 集団づくりの「ユニット」システム
関口武、高文研、2015
2494冊目

あとがきに言います。

「学級は本当に楽しいところでなければ、生きるに値する場所でなければ、学級の意味はありません。」
「子どもたちには子ども時代を子どもとして生きる権利があるのです。」

ものすごく賛成です。

集団づくりの年間構想。

3年生。
学級開き 学級の目標と紙吹雪入風船割り。(これどうやって作るの?)
班づくり。はじめは教師が作る班。
班長日替わり。子どもの席にはラミネートした手書きの名前プレート。

「学級びらきプログラム ていあん者 先生」
やがて子どもたちに提案権が移行する見通しを持って。15

プログラムを提示し、質問タイム、修正を求めて、やりたい人がいたらやっていいと変えられることを伝える。立候補者がいたら、じゃんけんで決めずに、全員にやってもらてもいい。

「あそび虫」の踊り。
http://www.utagoekissa.com/utagoe.php?title=asobimushinouta
http://bunbun.boo.jp/okera/aaoo/asobi_musi.htm

セッキーコングの踊り。踊らない子がいても大丈夫。学級づくりの課題を確認する。
班を意識させる最初のゲーム。

「先生にお願い」要求アンケート。

翌日に、「学級開きプログラム」の企画についてよかったこと、まだできていないことを聞いて、まとめをします。次の提案へつながる。18

子どもとおしゃべりで子どもの裏の世界にアンテナをはる。
班の活動を広げる。学習会、劇、係、班対抗のスポーツ大会など。

彼らの生きる世界をつくる。いちばん弱い立場にいる者が大切にされる集団は、他の者たちも大事にされる集団となるのです。

班をつくる。
低学年では3-4人の8-9班。
1. 人数を決めて、好きな人同士。
2. 男女別お見合い方式

班長の選出は互選。2-3人いても大丈夫。日替わりもOK。
班のふりかえりとまとめも行う。

班活動のスタート
班のマスコットをつくる
活動の成果やお互いの認め合いに活用する。

トラブル発生は指導のチャンス。
ドッジボールクラブ 提案者 
仲良しチームの誕生 ドッジボールにみんなが触れるように配慮するルールの追加。
雨の日に「カードゲームクラブ」

班替えの時に、アンケートをとる。
1. できるようになったこと 楽しかったこと
2. まだできていないこと
3. いま、困っていること

どう解決するかを話し合う。

3年生の5月のお誕生日パーティ。ていあん 班長会と5月チーム

立候補制の班長へ。

先生もいっしょに班長会を開く。どんな班をつくりたいかを宣言する。選挙する。
自分の要求がみんなの要求と合致し、みんなの代表として自覚するとき、リーダーが誕生します。

給食自由席。「みんなを誘う。入れてと言われたら断らない」
など。42

「一学期まとめの会」

固定メンバーによる「ユニット班」
仲良しの班と生活班。ダブルで取り組む。

うーーん、いいなあ。先生と子どもたちがいっしょに考えながら、みんなが暮らせる場所を作っているんだなあ。

朝の会で子どもが子どもに問題解決を提案する。子どもの話し合いが集団のちからになっていく。
教師のもつ指導権、管理権の支配的、独占的な使い方にこそ問題がある。73

集団づくりというのは子どもたちが子どもたちに働きかける。
話し合いと行動は常に統一されつつ、分裂する。
それが民主的な人格形成につながる。
集団は現状を切り拓くあらたな要求、異議を内包しているのですが、それを阻止する昨日が集団に働いている。逸脱行為、異議申し立てを排除しようとする。

リーダーの層をあつくする。

3-5名の学習班をつくる。
ユニット班の活動の経過に重点をおく。

学習がかりが授業のスタートをリードする

いやいやこれはおもしろい。
by eric-blog | 2015-04-24 18:02 | ■週5プロジェクト15
<< 電気がなくても人は死なない 元... ヘルプ 心がつなぐストーリー >>