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Bライフ 10万円で家を建てて生活する

Bライフ 10万円で家を建てて生活する
高村友也、秀和システム、2011
2476冊目

ははははははは、笑ったあ。著者は1982年生まれ。


以前、セルフビルドの本を紹介したことがあったが、今回のキーワードは
タイニーハウス 。

小さな家をいっしょに作るワークショップなんて、参加費が18万円もする。えーーーーーーー!
http://greenz.jp/2014/08/14/wataden_school_tinyhouse/


TEDでもTiny Houseは大流行り。
https://www.youtube.com/watch?v=A47JaOMDH4c&feature=youtu.be
https://www.youtube.com/watch?v=BL263Aeew8E

その他スモールハウスなどなど。流行っている。

ビジネスなのね、と思っていたのに、この本。Bライフ。

もちろん、この著者も、印税などで「ガポガポ」儲けているに違いない!
が、Bライフ型人間であることは止めていないのではないかと、推測する。

海外を放浪すること10数カ国、日本国内でのホームレス体験一年間。

ホームレス生活は、水道もトイレも、食料も、すぐに手に入る快適生活。しかし、気苦労が多い、人からいろいろ詮索されるなど、「もっと安心してごろごろしていられる場所はないか」と構想したのが、土地を買って、家を建てること。

詳しい場所は紹介されていないが、関東の某所、山の中に土地を買う。

2×4工法で3坪ほどの小屋を建てる。10平方メートル以下は、建築物にならないので、楽なのだ。

水道や電気などのライフラインを引かなければ、建築物とみなさないという自治体もある。まあ、運用の実態はまちまちらしいが。

食費は一ヶ月1万円。その他、インターネットの5000円も合わせて2万円。

すごーーい。これで生きられるんダア。

なんか、元気をもらうよね。いや、元気に活動的になるのではなく、安心というべきか。

Bライフというのは、B級グルメを連想させるが、もっとあやふや。
ベーシックでもあり、わたしが好きなのは「ベビィーッシュ」。幼稚というやつ。専門分化したり、職能や役割分担しないで、自分でやるということ。

その考え方を一番よくあらわしているのが「コーラ」だ。

「コーラが好きだからと言って、最初から毎月13000円を食費に計上して生活設計のすべてを考え、必ず毎日コーラが飲めるように自分自身を制御するとなると、コーラに支配されてしまう。そうしていろいろなものに支配されていくと、毎月必要なお金は5万10万、20万とふくれあがり、不必要な生活水準を維持するためだけに働くことになり、結果、寝転がっていられなくなる。本当にコーラを楽しむためには、毎月1万円で食生活を築いてコーラと対等な立場に立つことが先だ。」

「1万円あれば安泰だということを自覚・確認しながら、贅沢したり、1万円ですませたりする。」

これがBライフの極意なのである!

http://www.blife.asia

あはははは、文字が、かぶってる。

いいねぇ。

■小さな家
https://www.houzz.jp/ideabooks/50880051?m_refid=jp-fb-content_50880051

■300万円の家
など、情報も取り組みも増えてきたなあ。

■9坪の家 つくって住んだ、こんなに快適
萩原修、廣済堂あかつき株式会社、2010
1999年に建築、一年後に『9坪の家』出版。この本はその後10年経過しての報告。
9坪、延べ床面積49.57平米
一階に4.5畳の和室、ひと回り大きいフローリングのリビング、3畳ほどのキッチン、バストイレ。
二階はリビングの上が吹き抜け、ロフトのような作りのL字型。
自分自身が企画した住宅展示場に仮設された小泉誠さん設計の「9坪の家」。それを実現したいと、自分自身の家を立てることにした。実験的取り組み。当時二人の娘さんは小学生3年と1年。
生活するのに必要なものは何かを考えさせられる家だ。
2022年9月19日

by eric-blog | 2015-04-04 19:19 | ■週5プロジェクト15
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