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障害者はどう生きてきたか 戦前戦後障害者運動史

障害者はどう生きてきたか 戦前戦後障害者運動史
杉本章、現代書館、2008年、原著2001年
2476冊目

緻密な年表が巻末についている。巻末などという存在ではない。460ページもある大著の半分にもなろうかという量である。
著者は1938年生まれ。力作。

すべてを紹介することはとうていできないが、わたし自身の理解のために、備忘録として。

「青い芝の会」は「日本脳性マヒ者協会・青い芝の会」といい、1957年に結成。1970年の障がい児殺害事件をきっかけに、行動綱領をつくった。79

第一テーゼ: われらは自らがCP者であることを自覚する。
第二テーゼ: われらは強烈な自己主張を行う。自己主張こそ自分を守る意志。
第三テーゼ: われらは愛と正義を否定する。エゴイズム。
第四テーゼ: われらは問題解決の道を選ばない。危険な妥協。次々と問題提起を行うことのみ。

母親が子どもを「愛していた」がゆえに手にかけたことを認めることはできない。81

1981年、国際障害年「完全参加」をテーマに開かれた。


1972年「さようならCP」原一男監督作品。英語字幕版。English Subtitle
http://v.youku.com/v_show/id_XNDExNTIyMDY4_rss.html

映画評に「苦痛である」と書いている人がいる。

「殺されるのが当然か?」

それを全身で否定するしか、生き続ける道はない。


街頭宣伝する姿。
そして、監督は、カンパをする人びとにマイクを向ける。
「なぜカンパしましたか?」

・気の毒だから
・わたしの子ども/知り合いも
・かわいそう


JICA 「開発に役立つ障害入門」
https://stream.jica-net-library.jica.go.jp/lib2/09PRDM009/jp.html

DET障害者平等研修を作った久野さんが監修。
by eric-blog | 2015-04-03 12:44 | ■週5プロジェクト15
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