三くだり半と縁切寺 江戸の離婚を読みなおす
高木ただし、吉川弘文館、2014
2409冊目
江戸時代、女性は男性から「三くだり半」をつきつけられて、離婚された。
それがこれまでのイメージだ。
いや、もっときちんと女性の権利は守られていたよ、というのがこの本であり、高木さんのこれまでのお仕事だ。すばらしい。
1. 女性から離縁状を書くこともある。
2. 男性から離縁となったら持参金を返してもらえる。
3. 縁切寺以外にも、権威のある関所や役所に駆け込んで、離縁をすすめることもできた。
など、決して「訴え」の権利が剥奪されていたわけでも、無権利状態におかれていたわけでもないという。
ちょっと比較してみたいけれど。
http://www.hrw.org/sites/default/files/reports/lebanon0115_ForUpload.pdf