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三くだり半と縁切寺 江戸の離婚を読みなおす

三くだり半と縁切寺 江戸の離婚を読みなおす
高木ただし、吉川弘文館、2014
2409冊目

江戸時代、女性は男性から「三くだり半」をつきつけられて、離婚された。

それがこれまでのイメージだ。

いや、もっときちんと女性の権利は守られていたよ、というのがこの本であり、高木さんのこれまでのお仕事だ。すばらしい。

1. 女性から離縁状を書くこともある。
2. 男性から離縁となったら持参金を返してもらえる。
3. 縁切寺以外にも、権威のある関所や役所に駆け込んで、離縁をすすめることもできた。

など、決して「訴え」の権利が剥奪されていたわけでも、無権利状態におかれていたわけでもないという。

ちょっと比較してみたいけれど。

http://www.hrw.org/sites/default/files/reports/lebanon0115_ForUpload.pdf
by eric-blog | 2015-01-27 13:55 | ■週5プロジェクト14
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