ERIC NEWS 421号 ともによりよい質の教育をめざして  2015年1月19日

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ERIC NEWS 421号 ともによりよい質の教育をめざして  2015年1月19日
at ERIC/from ERIC 主催研修/受託研修のプログラム
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(文責: かくた なおこ 角田尚子
http://ericweblog.exblog.jp/
twitter : kakuta09  FBもやってます。)

今年もWILD&WET+PLTの合同大会が終わりました。PLTのこの合同大会への正式参加は3回目ですが、大会運営をWILD&WETが担って下さっているので、PLTはプログラム参加のみ。

それだけに責任重大!なのですが、今年はPLT事務局が中心となって「緑の学校」についての取り組みを中心に、プログラムおよびステーション・プログラムを組ませていただきました。ご参加くださったファシリテーターのみなさま、ありがとうございました!

□「あいち・なごや宣言」とESD (梅村松秀ファシリテーター)
□PLT「森林に焦点」より「日本の森を守るのは誰?」(角田 季美枝ファシリテーター)
□ステーション・プログラム「緑の学校」をすすめよう!(角田尚子ファシリテーター)
□ステーション・プログラム「カード・ゲームの活用」(角田 季美枝ファシリテーター)

PLT「緑の学校」を推進していくには、本当にたくさんのハードルがあります。

・PLTのGreenGrantsのような資金協力者やネットワーク
・学校で取り組みやすく、日本の環境問題の課題に対応した調査内容、調査用紙、調査資料などの開発
・学校全体で取り組むために「教職員」全員に、環境教育の指導者育成プログラムへの参加の機会を提供する仕組み
・ESDカレンダーのように、学校カリキュラムに取り入れる仕組み
・PLT米国のようにネットで調査結果をup&shareできるWebSiteの開発
・・・

もう、何から取り組めばいいのやら、です。とはいえ、取り組み始めなければ、はじまらない。ぜひ、みなさまからの推進のためのさまざまなアイデア、ご教示をお願いいたします! 

少なくとも「学校立地」調査についての内容は国土緑化機構と協力してすすめられそうではあるので、その軸を活かしつつ、その他の調査項目についてはWETやWILDとも協力できないか、それができたら、この合同大会のように、ファシリテーターや環境教育の推進を願う人達にとって、利益や利便性のある取り組みになるのではないでしょうか。そんな夢をみた二日間でした。

PLT GreenSchools!についての情報は以下のブログページを参照してください。
カテゴリー「☆PLTプロジェクト」を選ぶと一覧が出てきます。

「緑の学校」認証校制度についてはこちらから
http://ericweblog.exblog.jp/20403205/
「緑の学校」学校立地調査についての概要はこちらから
http://ericweblog.exblog.jp/20391681/

「緑の学校」は、「場に根ざした教育」であり「サービス学習」の実践でもあります。これらのキーワードでも、いろいろな情報を紹介しています。地域との連携ですすめる「緑の学校」、子どもたちが生長を見守ることのできる緑を、子どもの身近な生活環境内に見いだす、つくり出す、そして、子どもを戸外に連れ出すことの大切さを、より多くの人々と共有していくことから始めましょう。

自然あそびの大切については、”Nature Play”というガイドも出されています。こちらも少しずつ、翻訳紹介していきたいと思います。
http://s3.amazonaws.com/conservationtools/s3_files/1596/NaturePlayBooklet_Color_PALTA_links_150108.pdf?AWSAccessKeyId=1NXAG53SXSSG82H0V902&Expires=1421371438&Signature=vxaVDSXXzVia1EkzCS5PHPVtzhM%3D

■□■1. 年度末のat ERIC 御案内  ■□■

■2015年1月31日   午後2時から   ファシリテーター養成研修参加者企画、茶菓付き、まったり「初めてのERIC」体験にもどうぞ。

第三回「犯罪弱者を救え!」

不利な条件にある人を、平等に扱うだけでは、結果は不平等である。

ファシリテーターの大瀧さんは、いま豊田市の地元で、心の障害を抱えている人達と自立の道を探るワークショップを重ねている。

わたしも参加させてもらったプログラムはこちらから。
http://ericweblog.exblog.jp/17580138/

その後も、ネットワークや関係性の構築に取り組んでおられます。

その視点から「犯罪」を見た時、そこに多くの「弱者」が「犯罪化」されていることに気づき、今回の問題提起につながりました。

弱者とは、不利な条件にあるからこそ、弱者なのです。では、どうすればよいのでしょうか?

慈善でも、憐れみでも、同情でもなく、「人権」として、保障されるべきものはなんなのでしょうか? 

【参考】
39 サンキュー窃盗団
http://www.39thankyou.com

『累犯障害者』山本譲二

□「犯罪・暴力弱者化社会をひらくために」チラシ
http://www.eric-net.org/news/CRext.pdf

□第一回の報告はこちらから
http://ericweblog.exblog.jp/20444749/


■2015年2月21-22日 (土日) at ERIC ESDファシリテーターズ・カレッジ スキル「未来を学ぼう!」

参加のスキルの3つの柱「個性」「関係性」「社会性」の三本目の柱。「社会性」というのは、1976年の国際理解教育の勧告が言うように「人類共通の課題に気づき、問題解決のために行動できること」です。

そのような社会性を発揮できる基盤として「自己肯定感」や自尊感情、個性、すなわちPower Withinがあり、そして「対立は悪いくない」、対立の前家機な扱い方やアサーション、関係性のスキル、Power Withがあります。

そして、社会性の柱とはPower To。このToには二つの意味があります。一つは「to 名詞」で、アクセスする力です。情報やツールや、制度や法律などの知識などへアクセスする力です。もう一つは「to 動詞」することのできる力です。知識や情報、ツールを使いこなす行動力です。

今回の「未来を学ぼう」では、わたしたちの社会の「人権」の課題に焦点を当てていきます。

先進国の中で、教育にかける公的支出がもっとも低く、中でも高等教育の私的負担が大きいのが日本です。明治時代に大学が設立された時、民間による努力が大きかったという歴史的な経緯があるにもせよ、1979年の国連人権社会権規約に「中等・高等教育の無償化」が言われているにもかかわらず、40年近くがたとうとする現在に至っても、見直そうともしない。

そのような姿勢が、いまの「格差社会」の根本にあるのではないでしょうか。

OECDは「格差社会は社会の発展の力をそぐ」というレポートを発表しました。それはまさしく「差別のある社会の全体的不利益」そのものです。

どうすれば「わたしたちの社会」は変われるのか? わたしたちの未来への道を学びませんか?

【参考情報】
「人権としての教育をすべての人々に」
http://ericweblog.exblog.jp/20684344/


■2015年3月21-22日 at ERIC ESDファシリテーターズ・カレッジ TEST教育力向上講座

参加者が抱える研修プログラムや実施上の課題について、ともに考え、教育力アップをめざす講座です。

今年度取り組んだ研修や学習プログラムをふりかえり、分析・評価・点検しましょう。来年度からの新しい取り組みへの力が湧いてきます。

社会や参加者、子どもたちは、毎年同じようでいて、いつも違っています。
わたしたちの社会が伸びていきたい方向、ガイディング・スターが示す未来は揺るがずとも、通る道筋はさまざまです。

「遠くを見ている人は、より遠くまですすむことができる」

ジョアンナ・メーシーさんのActive Hopeの考え方は、すでに、ずっと化化しから、ERICとともにあり続けています。「なってしまう未来」ではなく、「なりたい未来」に向けて、行動すること。

Active Hopeの要素も取り入れて、すすめたいと思います。「感謝」「痛み」「見方を変える」「前へすすむ」

【参考情報】
Active Hope
http://ericweblog.exblog.jp/20427497/
差別と日本人
http://ericweblog.exblog.jp/20246034/

Active Hopeの本は現在翻訳中。英語版はKindle版で1000円、ペーパーバックで2000円程度。日本語版の予約販売はこちらから
http://goo.gl/j4JUUV


■□■2. 2015年度(平成27年度) ERIC主催研修 ESDファシリテーターズ・カレッジ 日程とテーマ・スキル ■□■

今年度(平成27年度)の主催研修「ESDファシリテーターズ・カレッジ」の日程が決まりました。ぜひ、ご予定に入れて下さい。
■2015年(平成27年)6月27日28日テーマ「国際理解」 
■2015年(平成27年)7月25日26日テーマ「PLT木と学ぼう・環境」 
■2015年(平成27年)9月26日27日テーマ「人権」 
■2015年(平成27年)10月24日25日スキル「対立から学ぼう」 
■2015年(平成27年)11月28日29日スキル「未来を学ぼう」
■2016年(平成28年)3月下旬予定TEST教育力向上講座

■その他の日程
□PLT国際コーディネーター会議 2015年6月8-11日 ニューヨーク州サラトガにて開催。事前・事後のプログラムもあり。

□PLT国際コーディネーター会議 2016年はハワイで開かれる可能性大。

□アクティブ・ホープの合宿
  よく生きる研究所/2014.4月24/25/26(女神山ライフセンター)日程:2015年4月24日(金)13:00~26日(日)17:00

□ポートランド 世界森林センター「国際ファシリテーター研修」
2015年7月12-18日 
http://wfi.worldforestry.org/index/international-fellowship/international-educators-institute.html


■□■3. 身近な放射能にどう対応するか? RadTown USA ■□■

RadTown USA のサイトがリニューアルされました。PLTのPreK-8アクティビティ・ガイドのアクティビティ#72「わたしたちが呼吸している空気」、中等教育補足教材『リスクに焦点』、GreenSchools!調査プログラムのための参考資料としているサイトです。

米国環境庁(EPA)の「放射線保護プログラム」が、中等教育向けに「どこで放射線があるか、どう使われているか」を四種類の生活環境別にまとめたもの。

環境は「都市近郊」「田舎」「水辺」「下町」の四つです。
http://www.epa.gov/radtown/subpage.html#?scene=The+Burbs

日本では問題にならない「ラドン」の例などがPLTの「リスクに焦点」でも取り上げられていて、「放射線」の捉え方そのものが違うのだなと思いますが、例えば、「電磁波」について、このような表現がされています。
http://www.epa.gov/radtown/subpage.html#?scene=The+Burbs&polaroid=Power+Lines&sheet=0

「EMF 電磁波というのは電波と磁気のエネルギーの混合体で、どのような電化製品であっても、コンセントに差し込まれ、電源が入っているものであれば、発生しているものです。

・科学的な実験では、EMFへの曝露によってがんのリスクが高まると明確に示されてはいません。科学者たちはこの問題についての調査を継続しています。
・電磁波の強度は、発生源から遠のくにつれて弱まります。発生源のそばで過ごす時間を制限すること、発生源からなるべく離れることによって、曝露を減らすことができます。

あなたができること
電磁波が健康に影響するという科学的な証拠は明確ではありません。しかしながら、あなたが電磁波から健康リスクについて心配であるなら、次のようにして、曝露を減らすことができます。

(以下、距離と時間と曝露の相関関係について)

もっと学ぶためには・・・・」

このような構成や表現からわかることは、次のようなことです。

1. 科学的に不確定のことがある
2. 科学的に不確定なことについては、科学者は研究を進めている。
3. 判断は人によって異なる。
4. もっと学ぼうとする姿勢や意欲につなげている。

一意的で直線的な論理構成になっていないところがとてもいいと思いました。

ぜひ、ご覧になってください。そして、日本にも同様のサイトがあれば、ぜひ、教えて下さい。


■□■4. ERIC主催研修ESDファシリテーターズ・カレッジ 2014年度の日程と記録■□■
■2014年(平成26年)6月28日29日国際理解 終了。
http://ericweblog.exblog.jp/19968319/
■2014年(平成26年)7月26日27日PLT木と学ぼう・環境 終了。
http://ericweblog.exblog.jp/20045012/
■2014年(平成26年)9月27日28日人権 終了
http://ericweblog.exblog.jp/20240973/
■2014年(平成26年)10月25日26日スキル対立から学ぼう 終了
 http://ericweblog.exblog.jp/20363333/
■2015年(平成27年)2月21日22日スキル未来を学ぼう
■2015年3月(平成27年)3月21日22日TEST教育力向上講座
◆◇◆4. ご寄付のお願い ◇◆
 1989年誕生の参加型学習老舗のERIC国際理解教育センター。
 これまで続けて来られたのも、企画委員、運営委員、理事、テキスト購入者、ファシリテーター育成事業参加者など、みなさまのおかげです。感謝です。
これからもよりよい「指導者育成のための実践」推進のための情報提供、研修プログラムの提供などに努力していきたいと思います。
どこにもない価値を創造し、提供していくNPOとしての活動をぜひ支えて下さい。
◆◇◆ 以下のような活動に「25周年記念」として取り組みました。◆◇◆

■アクティブな教育を実現する対話と共考-ESD的教育力向上を目指して
インタビュー10 本、ブログ http://ead2011.exblog.jp/
■リスク・コミュニケーションを対話と共考の場づくりに活かす
日立環境財団からの助成金プロジェクトおよびテキストの翻訳
 http://focusrisk.exblog.jp/
■PLT Focus on Forest 一部翻訳 「森の健康診断」
ForestHealthCheck.pdf ERICホームページにアップ予定
■PLT大学生ショートプログラム
http://www.eric-net.org/news/PLTForestNova2014.pdf
■Learning to Care
http://ericweblog.exblog.jp/18988618/
PDFはERICホームページ「新着テキスト」より

■平和の文化への道を拓く平和教育 翻訳プロジェクト
http://pepathway.exblog.jp
最終的なネットでの提供は2014.3.18http://www.eric-net.org

■インフォグラフィックス研究会(ERIC主催)

■ゆるキャラ「リカリン」! 

■PLT 『世界の森林』 Forest of the World
これは現在も継続中プロジェクトです。近々、ホームページで提供開始。
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by eric-blog | 2015-01-19 15:37 | ERICニュース | Comments(0)
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