よし、戦争について話をしよう。戦争の本質について話をしようじゃないか!
オリバー・ストーンが語る日米史の真実 オリバー・ストーン、ピーター・カズニック、乗松聡子、金曜日、2014 2371冊目 2013年にオリバー・ストーンが、広島・長崎・沖縄を訪問し、学生たちと対話をし、講演を行った記録。 世界を変えることができたかもしれない時が、いくつかあった。 第二次大戦後、ヘンリー・ウォレス副大統領は、軍事拡大を止めようとした。そして1946年、トルーマン大統領に解任されてしまう。そのとき、ウォーレスはこう語った。 「政府の要職よりも平和を勝ち取ることの方が重要です。・・・いかなる形態の帝国主義や侵略にも反対です。・・・この問題をいかに解決するかに、・・・われわれの生存そのものがかかっているのです。」12 第二次世界大戦は、すごい戦争だったのだ。 1953年にスターリンが死んだとき 1962-3年にケネディ大統領が世界を変えようとしたとき。 ジミー・カーターが大統領に選ばれたとき 冷戦が終わったとき そして、オバマが大統領になったとき。 だからこそ、ifを問いたい。58 ワシントンDCのベトナム戦争戦没者慰霊碑、5万8286人の米国人戦死者がきざまれている。ベトナム人の死者数は380万人。90 スメドリー・バトラーという海兵隊の少将が『戦争はいかがわしい商売だ』で、「自分は大企業とウォール街、銀行家たちのための用心棒だった」と書いている。95 勝った側も、負けた側も歴史を勝手に書く。そして、日本人はあまりにも歴史を知らない。 アメリカの「原爆神話」も、書き換えられた歴史だ。原爆が戦争を終わらせたのではない。ソ連の参戦が戦争を終わらせたのだ。ソ連はロシア帝国の皇帝を射殺した。日本の天皇を射殺することにも抵抗はなかっただろう。19 原爆のおかげで戦争に勝った。のではなく、何万人もの兵士の犠牲によって勝った。ソ連はドイツに勝ち、日本にも勝つはずだったのに、米国が原爆を落して台無しにした。まるで下手なドラマを見ているようだ。20 日本は米ソの対立の人質になった。 いま、日本は米国のつくる兵器のお得意様。 敵は中国ではない。 韓国の済州島で世界遺産のサンゴを壊して海軍基地をつくろうとしている。上海からわずか400キロのところ。米国の空母が碇泊できるような。済州島から中国に向かうシーレーンに出て行こうとしてい。韓国も日本も米国の意を受けて非常に軍備を拡大している。一度去ったはずのフィリピンもそうです。スービック湾に米国は再びもどって軍事支配を強めています。 戦争の亡霊がアジアにもどりつつある。42 NATOができたとき、これは防衛のためだと言った。しかし実際は攻撃のための同盟だ。 ヨーロッパで、そしてアラブで起こった、そして起こっている「軍事化」が、アジアにももたらされようとしている、いま、何をするのだろうか? ■ウクライナ・オン・ファイヤー、2016年制作、2014年の革命について https://rumble.com/vv35um-52215646.html ロシアが2022年2月24日、ウクライナに侵攻。 【関連ブログ】 Tangled Memories http://ericweblog.exblog.jp/20436551/ 『混乱させられる記憶』の方がいいかなあ。 いかにベトナム戦争の記憶が、湾岸戦争によって塗り替えられたか。 【関連動画】 2014/08/08 米国の新世界戦略を読み解く ウクライナとガザ侵攻における「ダブルスタンダード」を厳しく批判~岩上安身によるアメリカン大学教授ピーター・カズニック氏インタビュー http://iwj.co.jp/wj/fellow/archives/7503 【IWJ特報175~176号】「アメリカ帝国」はどこに向かっているのか その世界戦略を読み解く アメリカン大学ピーター・カズニック教授&乗松聡子氏インタビュー http://iwj.co.jp/wj/open/archives/208972 「アメリカは世界の富みの半分をもっており、それを維持するために冷戦をしていた。もっとも豊かな85人の人が持っている富みの方が、もっとも貧しい35億人が持っている富みより多い。」 【関連書籍】 『語られなかったアメリカの歴史』も読んだが、膨大すぎて、とてもまとめられるものではなかったあ。 沖縄の〈怒〉 http://ericweblog.exblog.jp/18421610/ 歴史の裏側 http://ericweblog.exblog.jp/18355768/
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| 2014-11-29 14:50
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