学習:秘められた宝  ユネスコ「21世紀教育国際委員会」報告書

学習:秘められた宝  ユネスコ「21世紀教育国際委員会」報告書
天城 勲 監修、ぎょうせい、1997
2255冊目

1996年に出された”Learning: The Treasure Within” の翻訳である。

「学ぶ力:人間の持つ内なる宝物」と訳したほうが、適切。人間がもっている内なる力、それが学習する力なのです。

学習の四本の柱。

「知ること」「為すこと」「共に生きること」「人として生きること」

章立てを紹介することが、この本の本質を伝えることにつながるのではないだろうか。

序文 教育:なくてはならない理想郷
第一部 展望
第一章 地域社会から国際社会へ
第二章 社会的結合から民主的参加へ
第3章 経済成長から人間開発へ

第2部 教育の諸原則
第四章 学習の四本柱
第五章 生涯学習
第三部 方針
第六章 基礎教育から大学まで
第七章 新しい展望を求める教師たち
第八章 教育の選択 政治的要因
第九章 国際協力 地球社会の教育

エピローグに収録されている「経済的および人間開発のための教育と文化の相関関係—アジアの視点—
ツアウ・ナンツァオ Zhou Nanzhao
が指摘している「教育および経済発展に恩恵を与えたアジア文化の特性」および「教育・経済開発を阻害するアジア文化のマイナス要因」については『いっしょにESD!』p.9に紹介している。

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この報告書が、日本の教育の方向性に影響を与えたことも、懐かしい。

「子供に「生きる力」と「ゆとり」を
日本ではこれらの動向を受けて、1995年に中央教育審議会が「21世紀を展望した我が国の教育の在り方について」の諮問を受けた。その際、主な検討事項として次の3つの事項が示された。
•今後における教育の在り方及び学校・家庭・地域社会の役割と連携の在り方
•一人一人の能力・適性に応じた教育と学校間の接続の改善
•国際化、情報化、科学技術の発展等社会の変化に対応する教育の在り方
1996年、中央教育審議会は検討結果を第一次答申『-子供に「生きる力」と「ゆとり」を-』として取りまとめた。 [1] [2] この第一次答申は、国際情勢を受けて教育政策の方向付けが検討されたものである。」

【関連情報】
■生涯学習の視点から
http://ejiten.javea.or.jp/content.php?c=TkRnME5qRXk%3D
■概要
http://wikipedia.db.ss.is.nagoya-u.ac.jp/wiki/学習:秘められた宝
■ユネスコの動き
http://www.unesco.org/new/en/education/themes/leading-the-international-agenda/rethinking-education/visions-of-learning/
■Rethinking Education
Meeting of the Senior Experts’ Group
Paris, 12-14 February 2013
Report prepared by the UNESCO Secretariat
http://unesdoc.unesco.org/images/0022/002247/224743e.pdf
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by eric-blog | 2014-07-10 16:56 | ■週5プロジェクト14 | Comments(0)
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