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わたしたちの地域の未来を考える ―フューチャーサーチを人権の視点から

栗本敦子さんの実践です。

2013年11月13日
部落解放・人権政策第18回びわこ南部地域研究集会
「住民・団体・啓発」部会
わたしたちの地域の未来を考える ―人権の視点から

○はじめに
フューチャーサーチ会議とは
様々なステークホルダー(利害関係者)が一堂に会し、対立や利害関係を超えて、新たな未来へのアクションを探求し、合意形成を行うためのワークショップ型会議の手法。1980年代から、おもに英国等でローカル・アジェンダ(地域計画)の作成プロセスに使われているほか、紛争解決、組織開発、地域開発、学校教育などの分野で世界中で活用されている。共通の課題について利害を有する8つのセクターからそれぞれ8人ずつ合計64人(半数でも可)の参加を募り、通常3日間で開催する。
[会議の構造]
1.過去の共有:個人・世界・テーマに関する国内外の出来事を関連づけながら分析
2.現状分析の共有:テーマを巡る因果関係の共有
3.未来のシナリオ:実現のために努力したい未来像に焦点を当てる
4.共通基盤の確認:未来のシナリオの最低限合意できるところに焦点を当てる
5.行動計画づくり:合意を実行に移すための行動計画

○過去の共有[10:30-12:00]
個人的な出来事・世界的な出来事・おもな出来事(地域と人権に関して)
*共通のテーマと、特徴的なパターンを整理する
*3つの年表を見て、個人的、地域的および世界的な歴史を通して浮かんでくる関連性は何ですか?

○現状分析の共有[13:00-14:00]
現在、「びわこ南部地域」の人権をめぐる動きに影響を及ぼしていること

人権尊重の地域づくりにむけて 問題整理の対比表
「誇りに思っていること」「好ましくないと思っていること(現在負っている責務)」

○理想的な未来のシナリオ - 共通基盤の確認[14:00-15:30]
2040年のあなた自身・地域はどうなっている?
地域のようす、日常生活での価値観、行政/企業/住民の取り組み、etc…
(コストや実現可能性にとらわれず、努力する価値のあるような夢や想像はすべて!)

ロールプレイで発表

○行動計画づくり[15:30-16:00]
共通の未来のためにとりくみたいこと・努力したいことは?
短期的(1年先)/中期的(7年先)、個人として/グループとして
by eric-blog | 2013-11-22 15:42 | □研修プログラム
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