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森林バイオマス最前線

80-2(373) 森林バイオマス最前線
大場龍夫、林業改良普及双書149、全国林業改良普及協会 、2005

こんな出版者があったのねと、全林協、チェックしました。森の認証制度が始まっているとかで、「『緑の循環』認証会議(SGEC)の審査機関として、全林協が認定されました。
「林業普及指導事業」の支援という業務を通じて培ってきた経験と全国に広がるネットワークを活かして、公平で中立な審査体制により、精度の高い審査を実施いたします。」ちょっとおもしろいです。第一号認証は王子製紙の上稲子山林、静岡です。
こんなに認証ばやりの昨今、果たして日本社会はそれを伸ばしていくことができるのか、それともさっさと形骸化させてしまうのか。ここも、ESD ファシリテーターの係わるべきところだなーーー。
ちょっとね、おもしろいロールプレイ、考えてしまいました。「ビジョンからのバックキャスティング」を言っているのはスウェーデンのナチュラル・ステップという団体ですが、さて、日本では何がこれから起こるやら。

さて、この本です。中島大(わたしの相愛ですが)のお仲間。現在は「森のエネルギー研究所」という株式会社の社長をされている方です。

200ページの著書の50ページはバイオマス研究普及団体資料編。17団体。うち3団体ほどが女制性リーダーシップのにおいがする。
閑話休題。

バイオマスとはその文字通り、生物のかたまり。木質バイオマスは森林系と廃棄物系にわけて考えることができるらしく、この本はその森林系についてのお話。逆にバイオマス全体の区分から見てみると、農業系、林業系、畜産系、水産系、廃棄物系と分けられている。どうやら産業構成区分で考えるらしい。16
オール省庁主導によるオール産業協力型で、日本におけるバイオマス総合戦略の策定が2002年から始まった。この本はその総合戦略に対して先進的な取り組みの紹介とその理論的背景をコンパクトにまとめている。

ERICでも「エネルギー資料データ集」をレッスンバンクで出しているが、エネルギー教育も活発に取り組まれてきている中、バイオマスをエネルギー授業の一環に入れるのは必要だろうね。
by eric-blog | 2005-04-19 08:58 | ■週5プロジェクト05
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