ERIC教材 NWG■ 「老いと飢え」『フード・ファースト・カリキュラム』 高齢者の問題について考える

フード・ファースト・カリキュラム - 食べものを通して世界を見つめよう -
ローリー・ルービン編、ERIC国際理解教育・資料情報センター編訳、1993年
注文番号FF-25    価格¥2,500

食べ物を巡って、エネルギー問題、福祉・社会問題、飢えと人口の問題などに踏み込んだよく練り上げられたアクティビティを総合的にまとめたカリキュラム。

これまで、「老いと飢え」のアクティビティは使ったことがありませんでした。しかし、次の新聞記事に触れて、改めて、1990年に開発されたこのアクティビティの重要さを知りました。夏休みの課題研究、地域調査のテーマにいかがでしょうか。

東京新聞 2013年7月8日

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いまの高齢者の抱える課題は、未来のわたしたちの姿でもあるのではないでしょうか。

フード・ファースト・カリキュラム食べ物を通して考える p.100-

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ERICで、翻訳はしていませんが、オーストラリアのNew Wave Geographyのアクティビティも一部ご紹介しておきます。組み合わせて、使ってみてください。

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New Wave Geography 1 p.90-91

高齢者の人をどう見るかはさまざまです。一つの見方は、彼らがわたしたちの社会で重要な場所を占めている、なぜなら、彼らは世界についての経験に富んでいるから。もう一つの見方は、彼らは社会のお荷物である、なぜなら、彼らの面倒を見る必要があるから。わたしたちが高齢者をどう見るかは、自分の身の回りにいる高齢の人々との接触によって決まります。高齢者の中には自立している人もいれば、健康が優れず、収入もとだえ、生きることが難しいと思っている人々もいるのです。
あなたはどう思っていますか?

【グループ活動のすすめ方】
・ 3人一組になる。それぞれのグループに、以下の見方カードと次のページのダイヤモンドランキングのためのボードのコピーを配る。見方カードには9つの高齢者に対する異なる意見が書かれている。それぞれのグループの誰か一人にカードをはさみで切って、カードにしてもらう。
・ グループの真ん中に、カードを裏向きに置く。順番に、一人が一枚カードを引き、声に出して読み上げる。表向きにして置く。
・ その見方について、どう思うか、議論する。
・ 9枚すべてを読み終えるまで、同様に続ける。
・ 高齢者についてもっとも不正確な情報だと思うカードを選ぶ。ダイヤモンドランキングの一番下のボックスに置く。
・ 次に、グループで、一番正確だと思うカードを選ぶ。ダイヤモンドランキングの一番上に置く。残りの7枚のカードをランキングする。
・ 9枚のカードのランキングに合意できたら、ノリで貼付けて固定し、次の質問に対して答える。
➢どのカードが一番不正確だと思いましたか。それはなぜですか。
➢あなたのグループは高齢者に対して積極的で前向きなイメージを持っていましたか、それとも消極的でネガティブなイメージを持っていましたか。それはなぜだと思いますか。
➢これらのカードはすべての高齢者のことについて語れていると思いますか。
➢あなたは、高齢者の人々も、あなたと同じような見方をしていると思いますか。
➢9つの見方の中で、あなたが高齢者になった時の姿に一番近いものはどれですか。それはなぜですか。
➢高齢であるということがどのようなことか、どうすれば、もっと知ることができるでしょうか。

【見方カード】 
作成する時は、番号がダイヤモンドランキングのボードと同じでない方がよい。
ア.高齢者はいつもぐちっている。人と対していても、がまんできない。
イ.高齢者は経験が豊富なので、いろいろなことを知っている。
ウ.高齢者は物忘れがひどく、何が起こっているか理解できない。自分自身の世界に閉じこもっている。
エ.高齢者は、ともすれると誰も面倒を見てくれる人がいない。病気になれば、ホームに入ることになる。
オ.高齢者は孤独だ。多くの場合、友人や家族との関係が絶たれている。
カ.高齢者は、孫の世話をしている。彼らは家族にとっても大きな助けである。
キ.高齢者は自分の興味を持てることをしている。多くの人が海外旅行したり、趣味を持って、クラブ活動やその他の組織に所属している。
ク.高齢者は地域に重要な貢献をしている。彼らの多くは仕事を続け、ボランティア団体を助けている。
ケ.高齢者は健康問題を抱えている。オーストラリアの高齢者の1/3は歩行、前屈、伸びなどに課題を抱えている。


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by eric-blog | 2013-07-20 14:02 | ☆アクティビティ・アイデア | Comments(0)
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