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何が「学び続ける組織」を阻害しているか

学習からの疎外要因
何が「学び続ける組織」を阻害しているか

1. 「肩書き人間」自分の担当でないことは考えない
2. 「敵は外部にあり」の態度実は自分達自身の問題を解決しなければならないのに
3. 状況に対処することの幻想proactiveと言いながら対症療法になってしまっている
4. 日々の出来事に囚われること長期的な視野の欠如
5. 鍋から逃げない蛙の寓話ゆっくりとした変化には気づかない
6. 経験から学ぶ失敗経験から学び行動するが、その影響を見通せない
7. 運営チームの神話合意を強調し過ぎて、必要な決定ができない


学び続ける組織 5原則の法則

1. 今日の問題は昨日の「解決」から来ている
2. 力で押すと、システムからの反作用は大きい compensating feedback
3. 行動は、前より悪くなる前に、良くなる
4. 簡単な問題解決は問題を先送りにする
5. 治療自体が病気よりも悪いことがある
6. 拙速は失速につながる
7. 因果は時間空間的に分かりやすいとは限らない
8. 小さな変化も大きな結果に結びつく、しかし、どこにてこ入れすればもっとも効果が上がるかは見つかりにくい。
9. ケーキを持っていることと食べることは両立しない
10. 巨象を分割しても、小さな巨象2頭は生まれない
11. 責任逃れはできない


学び続ける組織が直面する10の変革課題

      [導入時の課題 Phase 1]
課題1 時間がない 「こんなことに取り組んでいる時間はない」
課題2 孤立無援だ 「誰も助けてくれない」
課題3 意味がない 「こんなものには意味がない」
課題4 言行不一致 「言っていることとやっていることが違う」
           [変革維持期の課題 Phase 2]
課題5 恐れと不安 「こんなものは○○○だ」
課題6 評価と測定 「効果がない!」
課題7 改革者と部外者 
[再考とリデザインの課題 Phase 3]
課題8 ガバナンス 「責任者は誰だ?」
課題9 普及と浸透 「また最初からやり直している!」
課題10 戦略と目的 「私たちはどこへ行こうとしているのか?」

学習する組織−フィールドブック「10の変革課題」-なぜ全社改革は失敗するのか ピーター・センゲ他著、日本経済新聞社、2004 より
by eric-blog | 2013-03-13 16:39 | ☆よりよい質の教育へBQOE
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