地球がもし100cmの球だったら
永井智哉、世界文化社、2002
日本科学未来館が協力して編集した、地球と太陽系との関係、山や海溝の高さ深さ、飛行機やスペースシャトルの飛んでいる場所などを、1メートルの大きさの地球で換算したもの。
2001年9月11日の後、2002年に、「もしも地球が100人の村ならば」がメールで流れ、『世界がもし100人の村ならば』も出版された。その同時期のもの。
http://www.lifestudies.org/jp/tero08.htm
他にも
日本村100人の仲間たち、吉田浩、日本文芸社、2002
ハチドリのひとしずく、監修・辻信一、光文社、2005
一秒の世界、山本 良一
など、地球意識をファシリテートするものは多い。しかし、それらの原型はすでに1970年代にルーツがあることは、1970年代に出された『成長の限界』などが地球環境という視野でものごとを語りはじめたことから考えて当然である。
ERICのテキストから、世界を実感するアイデアとアクティビティを整理しておこう。
■もしも地球がたった1mほどの球体で・・・、ワールド・スタディーズ、p.13
■地球の物語、ワールド・スタディーズ p.7 「地球人の代表100人が、家族写真を撮るために集まった」
■教室の中の品物、ワールド・スタディーズ、p.48
■ことばの家、ワールド・スタディーズ、p.50、言語の中の世界の言葉のルーツ探し
■バナナの旅と帰ってきた小銭、ワールド・スタディーズ、p.65、
■コーヒーは誰のもの?、ワールド・スタディーズ、p.71
■こんなこともできます。
◯どこもかしこも水だらけ、地球のみかた、p.60、世界の水資源の分布を、リンゴで表現
直観的に把握可能な単位に縮小して、それをビーチボールやリンゴのようなリアルなものにして提示する。
いろいろなところに応用できそうですね。
「ワールド・スタディーズの学びかた・教えかたをESDに活かす」ファシリテーター養成講座は7月21-22日です。
http://ericweblog.exblog.jp/15405231/
◎ フィールドをつくる
➢このようなアイデアを、フィールドに作り込んでいるのがPig Face Pointです。その訪問記は『環境教育指導者育成マニュアル』p.184-185だ。ポスター、実物、ストーリー、いろいろな応用が考えられる。