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官愚の国 なぜ日本では、政治家が官僚に屈するのか

官愚の国 なぜ日本では、政治家が官僚に屈するのか
高橋洋一、祥伝社、2011

今年の3月発行である。

◎官僚の採用試験は、参考図書10冊(受験雑誌に情報は漏洩しておく)から出題し、お勉強した程度に応じて点数が取れるような問題にしてある。
◎4割は東大。
◎大蔵省は「富士山」他の省庁はすべて並の山。
◎大蔵省(財務省)の力の源泉は給与と人事、定員の掌握。
◎戦後GHQ改革案(公務員の職階制導入)をもかいくぐり、1899年山県有朋のつくった公開試験制度をそのまま温存している。
◎「政治的中立性」はあっても「政治的な即応性」はない。即応性を高めるには「政治任用」の枠を増やさなければだめ。
◎国家公務員に「失業」はない。失業保険に入っておらず、首切りが難しい。事業部の整理も難しい。
◎大蔵省の「仕事」はすべて業界のMOF担がやってくれる。
◎国税庁は警察並み。拳銃だった所持できる。
◎政治家は議員立法してなんぼのもの。内閣提出の法はすべて官僚が作成している。
◎過去官僚の政治家、元官僚の天下り、現在官僚、この三種の官僚をどう処遇するかが改革の鍵。

安倍・福田政権時代の公務員制度改革に着手し、殉じて公務員をやめた著者。官僚についての著書たくさん。なのです。
by eric-blog | 2011-10-11 09:50 | ■週5プロジェクト11
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