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どこまで被曝が広がっているか 関東近県のモニタリング結果

当たり前のことですが、被曝の範囲と被曝が確認されるものの多様性が広がっています。
以下のような測定だけでは、不十分かもしれません。

一方で、日本政府は20mSv/年以下の場所について、避難等の勧告、支援などの措置はとらないと思われます。ということは、いまの被曝状況を知りながら、避難しないということは、現存状況に留まることを選んだということになってしまいます。一人ひとりが自分の身を守るしかないのです。

○防護意識は薄れる

ICRPが、放射線現存状況で生きる住民について、警告していることです。
基本的な生活習慣が、被曝レベルに大きな影響を与えます。

天気予報と同じように、被曝予報をチェックしましょう。
食品添加物をチェックしたり、産地をチェックしたりするのと同じように、Bqベクレル情報をチェックしましょう。

食品についての抽出調査はばらつきが大きいはずなので、やはり、現存被曝状況にある都道府県の産品は、
現存被曝状況に留まることを選んだ方は、避けた方がよいと思います。

現存被曝状況が、無視できる程度に低い、つまり、0.1mSv/年以下の状況で住んでいる方は、たまに、
被曝地域のものを食べても、大丈夫。多いに「被災地支援」で盛り上がってください。しかし、日常的な
取り組みにはなりえないことは明らかで、そのようなカンフル剤的支援が「気持ち」以上の効果につながるのか
どうか。産地での被曝状況、食品モニターをすることをしっかり支援する方が、いいと思います。

細かいこと、大きな数字にいらいらさせられる昨今です。
概算でつかまえることは、日常的な行動につなげやすいので、ご紹介しておきます。

○一食あたり、50Bq以下を目指す。
○セシウム137換算で、体内に均等に分布すると仮定しています。
○50Bq ×3食×365日=54,750Bq  6万ベクレル程度ですね。
○これはおよそ内部被曝 1mSv以下と考えられます。

ただし、この計算をした方は、水の分は考えていません。さらに、アルコール飲料は、メーカーに厳しく
「出荷時 0 Bqを基準とする」ことを求める、と息巻いています。特に、ビールですね。量が多くなるので。

全国の飲んべえの皆様、これから長く永く続く事態です。  
 安心して飲める! ことを合い言葉に、がんばりましょう!

あれ? このコーナーは・・・・・間違えた、「子ども支援・教育の課題」じゃないね。

*********以下、K氏のメーリングリストより******************

つくばみらい市 「放射線量率測定施設一覧及び測定結果」
http://www.city.tsukubamirai.lg.jp/hosyasen/kekka.htm

取手市 「市内学校施設・児童施設等における放射線量測定結果」
http://www.city.toride.ibaraki.jp/index.cfm/8,6362,13,98,html

松戸市「大気中の放射線量に関する情報について」
http://www.city.matsudo.chiba.jp/index/kurashi/bousai_bouhan/bousai_jyouhou/03
11shinsai/suidou_taiki/housyasen.html

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高木仁三郎氏が書いた「食卓にあがった放射能」(1990年 新装版は20
11年
七つ森書館)の47ページにあります。この本はぜひ読んでみてください。
<写真2> 食べ物に気をつけた人、気をつけなかった人
<写真3> 新装版「食卓にあがった放射能」 高木仁三郎 七つ森書館

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高木仁三郎さんに、感謝。彼が設立した「原子力資料情報室」や「高木基金」をぜひ支援いたしましょう。
by eric-blog | 2011-05-30 09:14 | 草の根の種々
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