2010年9月6日 10.00-12.3060名
2部屋準備 セッション1 気づきのためのアクティビティ1 10.00-11.30 1. 教室の中の世界 2. いまの世界は・・・ 3. 異文化体験ゲーム 「3枚のカード クスクス」 ◯三枚のカードで、種類と順番を揃える。 ◯カードは一枚ずつ人と交換して構わない。 ◯カードが揃ったら、アカウントに入れ、次の三枚をもらう。 ◯いまから二つのグループに分かれてゲームをする。 ◯アカウントの多いグループが勝ちである。 4. ふりかえり 5. 「外国の人も地球の人」 6. ほめたいところ セロトニン5 ■ファシリテーターとして気づいたこと ・「クスクス」のやり方が難しすぎて、「ルール」が「ゴール」の前に、ないがしろにされた。しかも、そのことに誰も気がつかない。 ・自分たちのそうした行動をふりかえるのが難しい。 ・摩擦や異和感を言語化するのが難しい。 ・「イラッときた」という表現が、マクシマム。 ・文化交流団は自分たちのグループに戻ってきた時には、「向こうのやり方は効率が悪い」というようなネガティブな表現をしたが、合同の時にそのように言えるかどうかは「?」 ・レクレーションゲームだと思った参加者から「年齢にふさわしいゲームをして欲しい」という要望があった。 ・また、摩擦のないゲームを求めていた。 ・「人間関係重視型」のグループは、かなり怒っていた。 ■ファシリテーターとしての反省 ・「怒り」や「いらいら」の素材はそこにあるのに、そのことに気づかせることができない。 ・言葉で言ったが、「あっ」という反応にはならない。 ・「さまざまな感情」を使うには、複雑すぎる。怒り狂っている人には使えない。 ・「行動、感情、価値観」を使うべきか? ・「教室の中の世界」でも、1974年の『成長の限界』が2010-2050年が変化の始まりの時期と予測されていたとして、自分たちの1974年の価値観や行動をふりかえってもらうには至らなかった。 ・「この先、短いから、わたしたちは構わないけれど、でも、生活の面で気をつける」というような発言があった。良心的な意見として受け止めたいが、彼らが高度経済成長の担い手たちであったことを思うと、腹がたつ思いを止められない。 ・それは、メドウズ博士の講演会からの引き続きの思いでもある。1974年に発表した研究結果が、「政治的意思決定や社会的変化に対して、なんの影響力も持たなかった」と言っているのに、たくさんの表彰を受けて、本人はばからしいだろうなあ。先見の明を表彰されるのがうれしいか、変化の始まりを目撃せずに済んでいた方がうれしいか、答えは自明であろうからね。 ・わたしが大学生として『成長の限界』を受け止めた受け止め方、そして公害反対運動、消費者運動などを受け止めた受け止め方と、すでに社会人であった人びととでは、受け止め方に大きな違いがありそうだ。 ・学校教育において学んだこともずいぶん違っているはず。 ・「機会の平等」「結果の平等」についての話は、「がってん」していただけたように思う。 ・意識化すること。そのためのツール、だね。 ・後だし負けじゃんけんをやりたかったが、「怒り」がこわかった。何に寄らず、ものすごく、いらいらする人たちなのだもの、一部の人だけどね。 「コミュニケーションの難しさ」の6つのポイントを再整理して考えてみる。 ◯ものの見方の枠組みが変えにくい。 ◯習慣を打破する。 ◯不確実な中で合意を形成する。 ◯自立的な行動を許容する。allow for autonomous behavior ◯効果が出るには時間がかかる。にもかかわらず、取り組まなければならないということを伝えられるか。 ◯問題は拡大する。acknowledge magnification うーーん、やっぱり、「allow for autonomous behavior」と「acknowledge magnification」が理解できていなかったなあ。 コミュニケーションの問題と地球温暖化などの環境問題の難しさの両方をごちゃまぜに言っている気がする。 メドウズ博士は本当に伝えるのが下手? 二時間では伝えきれない? わたしの参照枠組みが違いすぎ? 人に伝えるのは、本当に難しい。
by eric-blog
| 2010-09-07 11:25
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