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日記の魔力

57-2(238) 日記の魔力
表三郎
サンマーク出版、2004

日記の効用=自分がわかる、行動日記による自己管理、自分の人生の主導権を握る、
だれの人生であろうと、その日常は、記録に値する87
時間は正確に95
「将来の宣言」をどんどん書こう
日記は人生のサポーター、元気がない時にこそ読み返す125
日記をつけると頭が軽くなる。記憶するのはコンピューターに、考えるのをわたしが137
日記が記憶を引き出す鍵になる144
プリントアウトして読む。
着想を書いておくことで、「問い」を考え抜くことになる146
人間が人間であるために必要な「考える」という行為をするために大切なのは、記憶力ではなく、記憶をつなぎ合わせる「構想力」だ175

この人の前著は「答えが見つかるまで考え抜く技術」というのがあるらしい。
これも読んでみよう。
ぜひ、パソコン日記をつけたいものだが、かならずつける項目に「起床」「就寝」「時系列の行動記録」「着想」とある。もうこれだけで、わたしは「できない」と思ってしまう。自堕落な日常がまずいやになるだろうし、行動の空き時間が許せないと思うだろう。だから、表さんが「忙しいから日記をつける」というのはとてもわかる気がする。
この間紹介したPOWERSHIFTで丸井の例があったのだが、購入パターンからダイレクトメールの出し方を決定して、効果をあげる、というのに似ている。自分の効果を最大限に、自分の行動パターンを知ることで引き出すことができるようになる、ということだ。それを表さんは「自分の人生の主導権」と言っておられるのだろうが、どうも、哀しい。ま、それを「どうも哀しい」と思う人は、そのような人生をおくり、そしてそのような人生とは「効率的」な現代のものさしからはあてはまらないということだろうなー。
もし、わたしが農業をやっているとしたら、これはとてもいいことだと思えるのはなぜだろう? 自分に対するより、より収奪的な姿勢をわたしが自然に対してもっているということであり、そのように対象化することがいやではないのだろうなー。
なるほど、表さんの「日記」はこれまでの日記とはぜんぜん違うね。言わば、POPなのだ。
でも、やってみようかな。「週5プロジェクト」に加えて?

「週5プロジェクト」はブログといういい媒体を得て、継続が楽しみになっているものの一つだが、日記については「10年日記」というのをつけている。小川町の自宅においてあるので、まとめ書きしているのだけれど、やっぱり一番書くのがいやなのが起床時間と就寝時間、それと酒量かなあ。自分を見つめるのが怖い。50才になったら考えてみよう。
ところで、「千夜千冊」に触発されての「週5プロジェクト」も、いつのまにやら200册、つまり1/5を達成したのである。しかも、いま気がついたのだが「アイヌ神謡集」から数え間違っている。ちょうど、去年のものを紹介し終えてから、何かがごっちゃになっちゃったようだね。
ということで、突然ですが、これは238册目です。すみません、段階的に修正していきます。
やっぱり読み返すってだいじですね。
---------修正番号-------------------
54-1(201)221 アイヌ神謡集
54-2(202)222 ジェンダー・トラブル
54-3(203)223 貧しい人々の声
54-4(204)224 新しい教育実践のためのワークショップ入門
54-5(205)225 参加するまちづくり
55-1(206)226 彼女の「正しい」名前とは
55-2(207)227 ローマ人の物語
55-3(208)228 裸足の1500マイル
55-4(209)229 ホモ・アカデミクス
55-5(210)230 教育の社会学理論
56-1(211)231 ガンジー
56-2(212)232 戦争案内
56-3(213)233 娘と話す非暴力ってなに?
56-4(214)234 娘と話す国家のしくみってなに?
56-5(215)235 娘に語る人種差別
56-6(216)236 POWERSHIFT
57-1(217)237 戦争と平和
by eric-blog | 2004-09-27 16:52 | ■週5プロジェクト04
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