公害資料館フォーラム 基調講演 東自由里さん 「記憶を繋ぐ: 場所の力とメモリアル」

東自由里さん 「記憶を繋ぐ: 場所の力とメモリアル」公共に対する犯罪犠牲者追悼のための記念博物館国際委員会里からの解放。どこへでも行けば良い。里は心の中にある。と親がつけた名前。イコノス、ICOMも戦後すぐに設立された。ICMEMOはユネスコの諮問機関。もっとも政治的な委員会だと言われている。公害資料館があることは当たり前。しかし、認識していなかった。2019年、3年に一回の会が京都で開催される。広島と組んで、公共に対する犯罪についての分科会を提示。世界共通の課題。犯罪の現場を扱っている。繰り返さないためにどうすれば。戦争は人の心の中で生まれるものだから、人の心の中に平和の砦を築かなければならない。被害者はいつかなくなってしまう。傍観者、いつの日か加害者になってしまう私たちをどのようにストップするか。λオラドゥール・シュル・グラヌ  リモージュからタクシーで20分。1944年6月10日、この村にレジスタンスの集団がいるという噂が流れ、村の住人、女性子どもたちが教会に集められて殺された。凍結保存された村。生存者は8人だけだった。隣に新しい村を建設することにした。ビシー政権はナチスに協力した政権である。「私たちは被害者だ、フランスの誇りを取り戻そう」キャンペーンの一環として使われた。1940年、50年代とどのように保存されてきたかが見えるのが面白い。冷戦その時代の展示のまま、反省を込めて残している。1999年、村に続く近くにメモリアルミュージアムが地下道で繋げて設立された。残骸が展示。車もボロボロになる。新たしいメモリアルでは、シラク大統領も参加して、以前とは異なる視点から開設式が行われた。欧州各地の村の虐殺が展示されている。5つのセクション。虐殺の歴史、戦争の破壊力、常設展示に加えて特別展示。ゲルニカ、スペインでの戦い。犠牲者になったというだけでなく、当時の動機はなんだったかを展示している。http://manabuta.jp/photography/oradoursurglane/資料館に足を運ばない人の方が多い。その中でもうまくやっている例。λPirna ピルナ(旧東ドイツ)  ドレスデンは和解の象徴。世界遺産のリストから外れた。交通渋滞が激しい。解消のために橋をかけたので外れた。東ドイツで教えている歴史が異なる。西ではホロコーストを徹底的に。東では、資本主義者による犯罪であり、被害者は共産主義者。ユダヤ人虐殺はトーンダウンしている。西統一して、共通の歴史を。東側としてはドイツがドイツ人を殺した。共産主義者たちが被害者であった。という場所。メモリアルはたくさんある。道路の名前にも英雄たちの名前が。ドイツの身体障害者、精神疾患を持った人を虐殺したその延長線上にユダヤ人の虐殺があった。ビルナでは、精神障害のある子どもたちを安楽死させていたという場所。東ではそのメモリアルを建設することは難しい。歴史観が違う。写真のように描かれたカンナレットの絵。1930年にこの城が安楽死の現場になった。駅から絵を追いかけて行けば良い、という作り。同じ絵柄がだ、書いてある文言が一言だけ変えてある。一時間はかからない。郵便局。「安楽死のあった街」というのは誰しも望まない。それを協力してもらうための工夫。郵便局、役場、民間の店などの壁、など。「手紙」親に届いた手紙は嘘が書かれていた。「焼き場」、資料館が美しく、カンナレットの絵をモノトーンにして。町役場、バロック建築の美しい壁。案内板が貼ってある。札のサイズは大きかったり、小さかったり。日常の中に道案内が続いている。こちら。と入っていくと、展示がある。犠牲者たちの一人ひとりの。兵役の代わりにボランティアとして二年間協力するという仕事。隣が精神障害者のための施設。λバイリッシャー広場 1930-40年代、16,000人のユダヤ系住民が住んでいた場所。ベルリン。「住民の生活を現在形で記憶する。」Renata and Frieder Schnock, 1991-1993年。駅から出てくると、ベンチがある広場。地図がある。80個ある。電柱に80個付いている。当時の色彩で。パン屋の前に「パン: ベルリンに住むユダヤ系住民は午後4時から5時の間に食品を購入してはならない。」見たくない人は見ないですむ高さ。郵便局の前に「ユダヤ人は自宅で猫を買ってはいけない。」1942年2月15日の決定。「おしゃぶり: ユダヤ人は乳母にはなれない。」公園の赤いベンチ「バイリッシャー広場ではユダヤ人は黄色いベンチにしか座ってはならない」「DR; ドイツ鉄道、ベルリンのユダヤ人の最初の大量輸送、1941年10月18日。「バス停: アイヒマンの事務所があったビルの前」アイヒマンの写真が忘れるな、と。ソニープラザ前のバス停。「アメリカ人が2000人ほども助けた」λグルンネヴァルト駅17番線、1998年設置。ドイツは徹底的に記録を残している。ホームに登る。プレートに、何月何日に何人輸送と書いている。177の街に、誰がいつ、何歳で死んだかが彫り込まれている。突然、みんなが逃げたというエピソード。私は知らなかったという人が多かった。逃げる人は時間もなく逃げたのか、慌ただしいシーンの再現。λドイツ抵抗記念資料館 軍部の施設だったところ。冷戦直後にリニューアルした。3回目のリニューアル。どんな社会主義者の人だとかも抵抗した。軍人が。ワルキューレ計画。軍人によるヒットラー殺人計画。首謀者たちは失敗して、死刑になった。その場所。メモリアル。軍事施設の隣。λ射撃訓練場: 2001年設置 104安全ミラー 700mの距離を16のミラーに裁判記録が。逃げた兵隊たちのメモリアル。当時の裁判での判決の記録をそのまま。殺されるところまで。警察官の射撃練習場が最終地点。上司に言われた事に従いたくない兵隊たちの事。λヴァンゼー会議記念館 教育プログラム。ユダヤ人問題の最終解決を決定した場所。ヴィラ、高級ホテル。冷戦後になって残そうと、セキュリティが高いので。普通の会議場。アナグレットが考えたプログラム。組合が職業別に、美容師、会計士など、研修がある。官僚がどんな経歴が紹介されている。素晴らしい、高学歴の高官たちが虐殺に関わっていく。私たちが関わっていかないためにはどうすれば良いかを考える。郵便局員、交通機関、税理士など、職種別にどう加担していったかを呼び起こす、今後、自分たちの職業が加担していくかもしれないということを考えるプログラム。ナチス時代にどんな結果をもたらしたか、結果的にどんな風に加担していたか。金髪が良い。と美容室。図書館司書は、どの人がどんな本を呼んているかを報告していた。自分の職業が、どういう協力体制に関わっていくかを学ぶ。場所を生かしたプログラム。被害者、加害者という視点は大切だが、全員が当事者であり、これからも加担していくむかもしれない。平和平和と連呼してもなかなか効果がない。政治的プロセスを徹底的に分析する。我々ドイツ人が傍観し、加害者になり、被害者にもなった。森の名前の資料館になった。ホロコースト記念館ではなく、今の名前になった。高校生たちが討論していた。・場所を生かす。京都には、立命館大学、現場をなくす。記憶を消す。物が語る。どういうメモリアルがいいか?・警鐘を鳴らすものが効果的だと思う。・生活者のパブリック・ヒストリー 地域の人たちの歴史を語っていく。ドイツはうまくやっている。「過去は死なない、過ぎ去りもしない」ウィリアム・フォークナー、1951年現在を映し出す過去未来を映し出す過去日本では博物館入りという表現で、古いからお蔵入りにするという感覚。そうではなく、Museの女神の心を動かすものでありたい。過去のものではなく、現在進行形。忘れたいと思う人たちを巻き込みながら、資料館の仕事をどう繋げていくか。ミュンヘン市のミュージアムの事例。新聞記事。「私たちは傍観していた」ヒトラーのメッカにならないように、ネオナチの憧れの的にならないように。全てがレプリカにしている。
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# by eric-blog | 2017-12-16 14:15 | ◇ブログ&プロフィール | Comments(0)

文部科学省は解体せよ

文部科学省は解体せよ

有元秀文、扶桑社、2017

2971冊目


アニマシオンの黒木さんからのご紹介。官僚だった本人が何言ってんだ、と黒木さん。わたしもそう思う。しかし、よほど、闇は深いんだね。


勘違いだらけの文科省ってわけだね。


最悪の部分はここだろう。


「私が文部省、文科省に勤めている時は、「長期計画は立てない」と教えられました。それはなぜかというと、政権が変わるたびに政策が変わって来るからです。」89


一年間の計画しか立てられない。


1986年に文化庁に入省。2012年まで。26年間巣食っていた人に言われたくないなあ。


無駄なことばかりしている文科省。16

・役に立たない資料作り

・白書は自分の都合のいいことだけ

・学習指導要領の無料配布

・国語審議会は出来レース、シナリオ通りに御用学者にやらせるだけ

・省内いじめで自殺者や行方不明者も

1991年国立教育研究所に。数年後には、だんだんと研究ができない体質に。

・官僚が天下って来る研究所、研究職になってしまった。

・文科省と大学のズブズブの関係

・全国学力テストは無駄、業者選びはインチキか? ベネッセしか入札しない、落とせない。

・学力テストの結果を報告書にして配っているが、誰も参考にもしていないし、読んでもいない。

放射線量を低く見せると業者に圧力。

・心のノートは積ん読だった。

・アンケートをとって報告書を作るだけ。

・研究者や教員を集め会議。旅費も大変。

・研究開発校制度で、トップの実践をさせるが普通の学校ではできないようなことばかり。

45

・スーパーグローバル大学という意味不明な財政支援



そして、第二章は2020年、公教育の崩壊が始まる。


PISAという黒船でも変わらない文科省。

2020年の英語教育導入で小学校はダメになる。

プログラミング教育が学力低下に拍車をかける。

自分で考えない子が育つ。

アクティブ・ラーニングの嘘

国のために死ぬことを教えた道徳の前身=修身の復活

銃剣道復活の陰に隠れている軍国主義。あんなのは竹槍突きと同じ。

運動会が子どもを殺す。

学級定員30なんて国は先進国には皆無。


第三章 精神疾患教師が多いわけ。

沖縄が最高。学力テストの結果は上がってきているが、休職者が増加。

部活で忙殺される中学校。

いじめを増加させているいじめ調査。


第四章 天下りに不正の横行する文科省の実態。

加計学園問題で明らかになった官邸からの圧力。

教職員組合潰し


5章 どう解体するか

  1. 1.地方分権
  2. 2.学習指導要領を地方自治体に移管
  3. 3.教科書検定の廃止
  4. 4.いじめ調査など役に立たない調査の廃止
  5. 5.国立教育政策研究所を独立法人にする
  6. 6.文科省自体を山間地に移転


大学無償化という美しいかけ声のもと、定員割れで苦しんでいる名も知られていない大学を補助金漬けにして、文科省職員の受け入れ先にするつもりなのではないか。141



6章 文科省の支配から逃れるには?


・親が本を読む、本を読んでディスカッションする。ゲームをやらない。


7章 教師たちよ、言いなりになるな!

・鈍感力を身につけよ

・定時退社

・いっそ転職

・手作り組合

・行事半減

・豊かな人生を送る


前川さんと言い、有元さんと言い、退職してから好き勝手なことを言っているが、在職中は自分たちもこのメカニズムを回す側だったのに、その反省がないよね。ちょっと反吐が出る。



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# by eric-blog | 2017-12-14 18:00 | □週5プロジェクト17 | Comments(0)

ダギーセンター Donna L. Shuurman、センター長 ワークショップ

ダギーセンター

Donna L. Shuurman、センター長

杉本さん、グリーフサポートリンク(NPO法人)代表 挨拶

えりかさんが通訳。

参加者60名程度。


世界で初めてのプログラム。1986年から立ち上げから関わってきた。

https://www.dougy.org/news-events/news/the-dougy-centers-executive-director-takes-on-new-role-after-29-years-with/1675/


来日20回目。今回は、京都で講演会とワークショップ、昨日東京で講演会。


理論と実際をやっていく。家族あるいは友人を亡くした子どもを支援する活動をしている。


まず、どんな人が来ているか。手を挙げてもらっていいですか。もちろん、挙げたくない人はいいんです。それはダギーセンターの基本のお約束ですから。


学生: 女性一人、男性4人(東京福祉大学、鈴木先生からの紹介でリンクでボランティア)

雇用されている人: かなり

学校などでボランティアなど: 

病院: 5-6

行政: 3-4

NPOや組織:

看護師、医師:

スクールカウンセラー: 0


インタラクティブに進行していく。深刻なことを話すのだけれど、だからと言って、笑いがあってはいけないということはない。


まずは、互いを知り合うエクササイズ「お似合いのイニシャル」5-6人のグループを作ってください。ボールを一グループに一つ渡すので、一通り紹介したら、その人の名前と形容詞を言いながら、ボールを投げてください。


なぜこのアクティビティで始めたか。名前を覚える、ちょっと馬鹿なことをやる、リラックス。

死は難しい話題だが、それでもわたしたちは楽しむことができるし、笑いあえるということ。

楽しむことができる力、誰かと一緒にいることなどが、悲しんでている子どもには必要なこと。


ダギーセンターについて

ダギー少年は13歳になった時、医療のためにポートランドにやってきた。14歳で死亡。脳腫瘍と9歳の時に診断された。彼は、ロス博士に手紙を書いた。


死とは何か。死ぬとどうなるのか。

なぜ大人は死について、僕の死について語らないのか。「諦めるな」とか「大丈夫だ」とか言うばかりで死の話題は避ける。



その体験をロス博士は、A Letter to the Child of Cancerという本にまとめた。「ダギーへの手紙」


https://books.google.co.jp/books?id=0MgW6TUy8T0C&pg=PA69&lpg=PA69&dq=Douggy+%26+Ross&source=bl&ots=h3TBichYFi&sig=-eA2BI5LHy8jLUdMNIydc7O0vgU&hl=ja&sa=X&ved=0ahUKEwix4uilsYjYAhWBFpQKHToIBfIQ6AEIOzAG#v=onepage&q=Douggy%20%26%20Ross&f=false


Ross博士がビバリー・チャペルさんを病院にダギーを訪ねるようにと送った。


チャペルさんが病院を訪ねた時、ダギーは他の子どもと、大人ではできないやり方で話し合っていた。「不公平じゃないか、大人になるまで生きられないなんて」とか。大人はそのような発言を聞くことが辛いので、部屋から出てしまう。


10代の男の子たちに「女の子にキスしたことある?」とダギーが聞いていた。


医療的解決はないかもしれないが、それでも良い終末期を過ごすことができる可能性はある。医療的希望はないかもしれないが、生きる希望はある。


その後、チャペルさん夫婦が自分たち自身の家をオープンにして、同様の立場にある子どもたちが話し合える場所を作った。


36年前、1981年の12月に開始。今も活動拠点の一つ。


今は500箇所以上、世界中にある。


子ども対象のプログラムは、以下の年齢区分で行なっている。

3-5

6-12 一番数が多い。

13-18

重複 8-14 自分たちがいたい年齢層を選べる。


15年前に青年19-24歳を想定したプログラムも始めた。しかし、悲しみは24歳で終わらない。

25歳以上も始めることになった。


同時に、支援者グループのミーティングもする。子どもがいる時には、同じ建物の中でその保護者の大人もいること。


現在、500名の子どもたち、360の両親、二週間に一度90分のプログラム。

死んだ人や死んだ原因によって、グループを分けている。


来所する期間は彼らが決める。16-17週が平均。だが、6年間続いて来ている人もいる。


プログラム参加費は無料。60%は父親が死亡しているので、お金は取らない。


プログラム担当のスフッフが8名。200以上のボランティアを動かしている。


Death is a life-altering event, but grief is not a pathological condition.


米国での強い運動がある。DSMComplicated Grief。グリーフを医療行為の対象にしようと言うことだ。


しかし、わたしは、専門家の支援が必要だと、レッテルを張ることには反対。支援を受けてよくなる人もいるだろうが、医療行為の対象であるというレッテル貼りは、違うと思う。

社会そのものが死を受け入れるようにしたい。


見ている側として辛いから、私たちは向き合うことを避ける。しかし、「治す」「処置する」対象としてみるのではなく、「聞く」ことの力を知ってほしい。


この写真は、弟が生まれるのを楽しみにしていた男の子が、お墓で遊べるように墓石の上を砂場にしてあげた。弟は生まれて五日目に死んだのだ。


これまでにわかったこと。


6-18歳を対象に。両親が死亡した子どもたち。15年の継続的研究を行った。


うまくやれている子どもと、うまくやれていない子どもを比較した。

健康な大人になるために必要なことは。Healthy Youth

保健衛生の社会課題として研究した。


アーウィン・サンドラー。Sandler


両親の精神的な健康状態が子どもたちの健康状態に影響していた。

不安が強いと子どもは育ちにくい。


生存している方の親を巻き込むのはどの段階がいいか。彼らの回復をどうするか。課題として共有された。


8歳から23歳の追跡研究。


wellうまく行っている子どもの口癖。 I feel understood. Others know what I have been through.という発言をする。だれかとつながっていた。理解された。


Not wellな子どもは。I am alone. Noone understand. という子どもたちは身体的にも感情的にもうまく行っていない。


二つ目の発見がある。


表現することができる子ども。音楽、踊り、スポーツ、芸術など。身体を動かすことによって表現している。


両親に対するグリーフは、私の心の中に閉じ込められているわけではない。


センターは、二つの仕事をしている。


11:11  UCLAのダニエル・シーグル 10代の脳、治療的関係性について。治療を受けている子どもに、なぜここに来るのかと聞いた。子どもが言ったのは、専門的なことではなく、

I feel felt. I feel I am understood. だから、役立っている。触れ合えた、理解された感覚。感覚的なことだった。



■グループ作業「どんな時に理解された」と感じるか。力学、行動。[10-12min.]


・共感的傾聴

・そこにいてくれる。柔らかさ。ハグ。

・集中して聞いてくれている。今、ここで

・正確なフィードバック

・的確な質問、深堀。

・忠告や助言は嫌

・否定しない


11:32 シェアリング

ちょっとした言葉のニュアンスの違いでも繰り返されるものが何かを知りたいので、言ってください。一番後ろで、最初に当たらないと思っているグループから。


  • λ質問してくれる
  • λ否定しない
  • λ「前もこれだったよね」で受け止められたと思う人と余計なお世話だと思う人
  • υ目に見えるものと目に見えないもの。
    • ¬相手の誠意が見えた時
    • ¬反応があった時、アドバイスがあった時。
  • ν相談している時に、おうむ返しだけではなく、自分で咀嚼して自分なりの言葉で確認された時。
  • ν沈黙を大事にする。
  • ν言わなくても、理解してもらえる。
  • ν客観的に、「あなたはそうなんだね」と受け止めてもらえる。
  • ν辛い、同じ境遇の人には共感できる。理解されていると感じる。
  • νひたすら、批判しないで聞いてくれる。
  • ν理解されるという言葉を日本社会では使わない。共感? 同じ立場であることが共感には大事なのか? 信頼関係がまず大事。
  • 否定されない、批評されない。
  • 抱きしめられた時
  • 顔の表情、非言語での表現
  • 確認や質問してくれると努力が見える。
  • 信頼関係、関係性があると話がしやすい。
  • 気が楽になるのは、強い感情にとらわれて狭くなっている時に、別の視点を示してくれると楽になる。
  • 黙って寄り添う。最後までは聞いてくれる。
  • 共振、共に揺れる、触れる感覚。エンパシーかもしれないし。
  • 素直な感じで、声をかけてくれる。労い。
  • 仕事で夜遅くまで頑張っている、その大変さもわかってくれた瞬間。
  • 何気ない仕草。黙って一緒に涙を流す。肩をだく。
  • やりたいことを応援してくれる時、気持ちは伴奏している状態
  • 何かミスをしてしまったりした時、結果に焦点を当てるのではなく、そこに至るプロセスも服めて、一緒に考えようとしてくれる。
  • たとえ意見が違ったとしても、「あなたはそう考えるんだね」とか「あなたはそうしたいんだね」とその人自身をそのままに受け止めてくれる。そのままにしておいてくれる。
  • その人の歩みも、ペースも、そのままにしてもらえると理解されていると。
  • ちょとしたことに、気づいてくれる。本人も気づいていないこと。それについてジャッジメントが入らない褒め言葉であれば、嬉しい。
  • 表情、うなづき、言葉も入らずに、ポンポン、ハグ、そのまま体として受け止めてくれている。
  • ¬自分が一番苦しい時に、そばに居てくれる。
  • ¬話し手本位で聞いてくれる。答えを求めるわけでもない。時間を共有してくれる。
  • ¬居場所を作ってくれる。
  • ¬ちょっとした言葉をおうむ返しのように使ってくれる。覚えていてくれる。
  • ¬手を握って、間を教諭してくれる。言葉にならない時間や空間。
  • λ反応に関わるもの
  • ¬集中して聞いてくれている
  • ¬そばにいてくれている
  • ¬柔らかい空気感がそこにある
  • ¬否定されない。
  • ¬言葉で、こちらが言ったことを正確に返してくれる。
  • ¬的確な質問が返ってくれる。自分を知る
  • ¬上から目線のアドバイスは不適切。


すごいですね。この反応から、一章をかけると思う。[前の照明をつけない理由。ブルーアイで疲れる。左利き。]


Attentive, not over, not invasive.

Ask questions, but right ones. 

Why do you feel that way? では理解されたように思わない。

Whyで始まる質問はしない。子どもたちはよくなぜを使う。私たちが思う質問は「Why」はinvasiveである。「攻撃的」と通訳は訳したが。

Openな質問は、Whyで始まらない。Yes, Noでは答えられない質問。


何年も前、1991年にABCのショーがセンターに来て、子どもたちにインタビューした。20/20という番組のジョン・スコッセル。


インタビューの対象に言語化が上手な子どもたちを選んだ。「Was it hard to go back to School?」とばっかり聞いていた。「Did you had a hard time with your friends?Yes, Noだけで答えてしまった。休み時間に、ジョンが、「子どもたちが何も答えてくれない」というので、「はいいいえで答えるような質問をしているからよ」とアドバイス。「How was it like to go back to school?/ How did your friends treated you?」などがベター。


Attentiveすぎないこと。

Cross-examined は不快。適度に覚えていてくれる心地よさ。

No judgment  判断しない、評価を交えない。

You shouldn't feel that way.  などと感情を否定しない。

Just being able to listen without judgment.

質問する代わりにただただ聞く。


Genuineであるか否かはわかる。言葉と行動が一致しているかどうかはわかる。

同じ気持ちでいること。

これらが私たちがグループや個人に創り出したいもの。子どもに対応する人に育てたい力。


欠けているのは、「人々がどう感じるか、どう考えるかを私に言う」ようなことは書かれていない。「人が自分の体験や知識を語り出すこと」。「他の処方」などもここには出ていない表現だ。


■アクティビティ 紙とクレヨンを使って。「0-18歳のロスと感情をふりかえる」

二つ理由がある。どんなフィルターを使っているか。

感情やふりかえりが「ツール」になる。

グリービングしている子どもを学校やその他の場面で受け入れる時に、考える、認識するために大切なことを理解するため。


共有する、板書

  • 悲しい
  • 寂しい  loneness
  • 不安
  • 心が空っぽ
  • 劣等感  inferior
  • 後悔
  • 罪悪感
  • 孤独
  • 絶望
  • 怒り
  • 騙された感じ
  • 恐怖  fear
  • 開放感
  • 封印する。思い出も。 resignation
  • 驚き
  • 緊張  tentions nervous
  • 失望 
  • 知られたくない、隠したい self-protection


幸せとか楽しいと言う感情ではなく、辛い、後悔するような感情の方が多い。感情にいい悪いはつけたくないが。


私たちは、これらの感情を感じたくない。しかし、感情は感じたくないからといってさってはくれない。


大人は子どもたちにこう言う感情にならないようにうに手伝ってしまおうとする。

やるべきことは、子どもが感じている感情を私たちが理解していることを伝えること。Ability to listen to sad and hard stories, without being overwellmed or trying to rescue.

必要な能力は、しっかりと受け止める。


もう一つ覚えておくいいい。「relieved」解放される。終末治療にかかっている子ども、病にある人がなくなることによって安心、ホッとした気持ちになることがある。


これまでたくさんのこどもに対応して来た中で、10-12人の子どもだが、「父親が死んで嬉しい」と、殴るなどしていた父親について言う場合もある。


12:30

13:30


モンターニュ「子どもが遊んでいる時、子どもは遊んでいるのではない。彼らにとっては、最も真面目な活動なのだ。」


見る、見守るのといっしょに遊ぶのは違う。

ホテルの窓から見ていた。


ダギーセンターではいっしょに遊ぶ。子どもが入らないでと言わない限り。

大人として自意識を忘れ、子どもがやってと言うことをやることが大事。それをやる理由は、子どもに「コントロールと力」を再獲得してほしいから。あなたが理解し、参加し、彼らを尊重していることを示すのです。


病院ごっこの部屋。


子どもは患者になりたがらない。子どもは白衣を着て医者役。

Powerlessに感じている子どもに自信をつけさせることがこう言う状況で

「私は医者。あなたは患者」と白衣を着ながら9歳の子どもが。「まず、足が折れている。」「そっちじゃない。別の方だ。」小さなことだが、そこにどれほどの力が、大人が彼らの言うことに従うことによって、得られているか。


遊びを通して、物事の意味を確立していく。


目的がはっきりしている遊びもあるが、ただただ面白いだけの時もある。


ダギーセンターに来て、「ひとりじゃない」「楽しかった」と思ってくれるだけで、センターの目的は達成されたと思う。それ位゛賞のものを持ち帰っている。死別の体験とはどのようなもので、どんな感情があり、どう変化するかを知る。


悲しいと幸せが揺れ幅が大きい。


彼らのレベルでうまく遊んでいたら、グループを離れて自由時間になった時、あなたを選ぶでしょう。


活動している組織からも発表してもらいたいが、まず、一つアクティビティ。


13:42

■全体アクティビティ Step forward if 

共通するもの、違うもの。左利きの人? と聞きましたね、そこに繋がりが生まれる。

全員でサークルを作る。前にスペースを作って。当てはまる場合は、一歩前に。


最初は簡単なことから。


本を読むのが好き

チョコレートアイスが好き。


大阪出身  私だけ、親が自殺、皆無。 なんかショック。


ダギーセンターでの子どもグループ。


グループの最初にオープニング・サークルを行う。

定常活動がある安心する。グループの中の全員が「名前」「年齢」「亡くなった人」「亡くなった原因」などを共有する。


紙粘土。トーキングスティック。先住民の伝統だが、飾りがついている場合もある。「誰が持っている?」と言うだけで、気づく。尊重する気持ちを育てる。


「誰が最初に始めるかな?」誕生日が近い人。などで決める。聞く話題を子どもが出してもいい。


半分以上の場合、エネルギーレベルが高いので、そのままプレイタイムに行く時もある。自然なイベント。12月にはキャンドルライト活動、休暇のシーズンにちなんで死んだ人の写真を飾るとか。


クリスマスという言葉は使わない。

父の日、母の日などの行事のある日々など。ハローウィーン、メキシコの「死者の日」。彼らが何をしたか、何を読んだか、彼らの何がなくて寂しいか。


アート・プロジェクト。マスクを作ったり。by choiceであること。


オープニングは10-30分。


その後、自由遊び時間。部屋を決めて、始める。途中で変えてもいい。

2009年に火事で前のセンターが消失。今の建物は二代目だが、

新しいセンターは、真ん中に大きな部屋、小さな部屋が周りにあるレイアウト。

砂箱遊び、アート、

など。

部屋の作りの選択肢はたくさんある。


11の場合に、何があったか言ってくれることがある。全てではないし、万能でもないが。


中高生や青年グループでは、次に起こることを話し合ってもらう。


各グループからの報告。


(ここまで精査済み、この後はまだ備忘録程度)


休憩後


青少年に必要なもの。「良い手本になる」自分のことをケアしていない人が多い。

・からだのこと。

・正直に。感情を。

・真実を伝える。

・秘密を保つことがネットの存在のために難しくなった。何が真実かを知ることもだが。


自殺という汚名はなかなかな晴れない。知っているけれど、母親が言わないので知らないふりをしている。


悲しいときでも、笑いはあり得る。


■アクティビティ INside, OUtside


紙皿の一方に、内側、もう一方に表側の感情や行動を書く。


子どもにさせようとするアクティビティを自分自身もやることが大切。

ペアで3-4分で紹介し合う。


安全ではない。あるいはどう表現していいかわからない。など。


アクティビティが少人数である場合は、全員が紹介することもできる。10-15人ぐらい。


なぜ、その違いが出たか。

力強いメッセージを。「内面をどう表現したらいいかがわからなかった」という人。

「外的な理由で違っていた人」見せる機会がない、聞かれなかった。


子どもは機会がない。術がない。聞かれなかった。オープンな場がない。


コネクティングto your feelingなど。今までと違う感情を感じた人はいますか?


簡単なアクティビティで効果がある。

一日の最後に、

safety and security


全てのグループ作業の心がけは「safety

Practical実際的なものもある。血を触らない。叩かない。

Emotional 人のことをバカにしない、悪口言わない、


consistency 一貫性

predictibility 予測可能性

boundary and consequences 境界と結末


センターには規律、ルール、境界、がある。それを破った場合はこどもとともに、確認する。

大人は「かわいそう」と思って甘やかすことがあるが子どものためにならない。


ルールを守ってもらう。

お休みも必要。楽しむことができる。表現したくないこともある。


Avenues for expression 自分の感情を表現する道がある。火山の部屋など。


死を防ぐことができなかった。助けることができなかったと、大人が無力感に陥るということは子どもはどれほど無力感を感じるだろうか。


自分でコントロールできるという感覚を持つことが大切。


子どもたちにリードさせる。当事者意識を持ってもらう。


Memorializaiton, connection and meaning-making.


人が死んだ時、葬式の時など、食べ物を持って来てくれたりするが、何日かすると日常に戻る。しかし、当事者にとっては、ロスはBefore and afterは全く違ってしまう。


never the sameという本を書いたが、


その人はどんな人だったかを話してください。と。


Tell me about him.

どのようにその人のことを覚えておくか。


覚えておくための、色々な活動がある。記憶することもその一つ。

I am sorry that they died. Tell me who they were.」について話す。


自死で亡くなった子どもの調査をした。15歳の少年。「夢の中で会ったとしたら」どんなことを聞くの?と。そうすると、実は夢を見たのだという。


母親が金色の雲の中で、座っている。なぜ死んだの?と聞いた。

フィリップ、わたしはOKじゃないのよ。あなたのためにもならない。許してね。


あまりにも悲しい顔をしていたので、「許します」と言った。


でも、お父さんにはこの夢のことは言わないで。と。


わたしはその理由を知っていると思っていた。しかし、「なぜ?」と確認した。答えは思ってもいないことだった。


「お父さんはもっと色々な質問を出すから。」 そんなことは想像がつかなかった。


このことが教えてくれた。経験がどれほどあろうとも、人の中で何が起こっているかは、絶対わからない。


杉本挨拶。


無くしてよかったわけはないけれど、亡くなったことで、ここに来て、学び合い、気づくことがある。感謝の気持ち。時間を持てたこと。



最後に個人的に質問させてもらった。「わたしにはロスの体験がないのだけれど、それでもファシリテーターをやれるのだろうか?」と。ドナさんの答えは「ダギーセンターでもたくさんの人がそういう人ですよ。支援するのにロス体験の有無は関係ないです。」と。割合を確認するのも忘れたし、そういうデータを取ることも難しいことだろう。
ドナさんがワークショップの中で繰り返し言っていたように、「グリーフに寄り添う、受け止める社会にしたい。」ということなのだと思った。
日本のグリサポの課題だなと思った。今はトレーニングを受けても、当事者率が高く、運動が当事者運動になってしまっている。それをどのように社会運動にしていくことができるのかが課題だと思った。


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# by eric-blog | 2017-12-14 14:47 | ◇ブログ&プロフィール | Comments(0)

蝿の王

蝿の王

ウィリアム・ゴールディング、新潮文庫、1975

Lord of the Flies, 初版1954

2970冊目



文庫の解説もすごい。きっと、これまで出版された様々な版ごとに、多様なメッセージが訳者や解説者から重ねられているのだろうなあ。


表現のイメージ喚起力も高い。


朝、読み終わった時に、非常に気分が悪い思いが残ってしまった。夜読むべきではないかもしれないなあ。


1954年という時であれば、子どもの時に読んだら、どうだっただろうか。


単に「野蛮人」になってしまうと文化的な行動ができなくなる、と読むか、少年たちの冒険譚として読むか。


女の子がいないというのも、引っかかる。


アニマシオンで紹介されていたんだっけ? 読んだきっかけを忘れてしまったよお。途中で気持ちが悪くなってしまったけど、必読図書指定があったように思って、我慢して読んだんだけど。


メタファーが聖書であるだけに、その部分は把握しづらいのだけれど。


この本から比べると十五少年漂流記は罪が軽いなあ。

珊瑚島は読んだことがない。この気分の悪さからいくと読まない方がいいのか?




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# by eric-blog | 2017-12-14 08:58 | □週5プロジェクト17 | Comments(0)

うみのとしょかん

うみのとしょかん
葦原かも作、森田みちよ絵、講談社、2016
2969冊目

アニマシオンの「誰かな」作戦に活用することができる登場人物が多く、しかも、それぞれの個性が際立っている。

登場する海の生物のカードを作っておき、登場した時に、そのカードをあげてもらう。

登場するのは
・ヒラメ
・アオザメ
・タコ
・マンボウ
・カモメ
・マグロ
・クルマエビ
・カニ
・ウニ
・ブダイ

それぞれがどんな風に読書するか? 考えるだけでも楽しいね。

203回アニマシオン勉強会 2018年2月11日()14時~17 東京体育館第3会議室

予読本  『うみのとしょかん(どうわがいっぱい)(講談社)  葦原 かも () 森田 みちよ ()

■あたごの浦 讃岐のおはなし、脇和子・脇明子再話、大道あや画、福音館書店、初版1984年

こちらも、海の動物が演芸会で活躍するお話。たこ、鯛、ふぐ、カレイ
大道あやさんは1909年生まれ。60歳から絵を描き始めたという。2010年没。

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# by eric-blog | 2017-12-13 12:10 | □週5プロジェクト17 | Comments(0)

デンマークの親は子どもを褒めない 世界一しあわせなくにが実践する「折れない」子どもの育て方

デンマークの親は子どもを褒めない 世界一しあわせなくにが実践する「折れない」子どもの育て方

ジェシカ・ジョエル・アレキサンダー、イーベン・ディシング・サンダール、集英社、2017

Danish Way of Parenting, 2014

2968冊目


デンマークが世界一幸せな国であることの根本は子育てにある!


デンマーク人と結婚したアメリカ人女性が、友人のデンマーク人心理学者と共にまとめたのがこの本。しかし、デンマークという地域で共有されている子育ての知恵がまとめられている本はどこにもないというところから始まった。


しかし、何かが違う、と国際結婚を通じて実感しているものを言語化することの難しさ。観察と討議を通して、二人が発見したもの、それがPARENTだ。

P Play

A Authenticity

R Reframing

E Empathy

N No Ultimatums

T Togetherness and Hygge

遊ぶ、ありのままを見る、視点を変える、叩かない、仲間と心地よくつながる


ああしたいな


とでも覚えようか。


第二章以降、一つずつについて解説されている。


Play

「子どもの生活を計画しすぎていないか」 034

フリータイム・スクールで放課後を過ごす子どもたち

自由であることによってLOC(環境統制感、統制の所在とこの本では訳されている。内側から湧き上がる意欲や自分を応援する気持ちが育つ。


それに対して外的統制型の傾向が強い子どもや聖人は、不安感と鬱が出やすい。過去50年間で若者が外的統制型へと大きく移行している。038


デンマークの親は、絶対に必要でない限り手を貸さない。

我が子で自分でできると信頼し、新しいことに挑戦できると信じている。子供に「自分を信じる心」を育ませる。

挑戦とステップアップ。


早期識字教育には反対。「早くから文字を読む学習をさせられた子どもは最初は友達より早く読めても、二、三年後には同じレベルになる。しかも学習を急かされた子どもは、長期的には不安感のレベルが高く、自己評価が低くなるのだ。」041


遊びがストレスに強い心を育てる。

自由遊びが対処能力を育む。

レゴと屋外遊具が遊び心を育てる。


「遊ぶ」ヒント

1. スイッチを切る

2. 環境を整える

3. アートを活用する

4. 子どもに外で探検させる

5. 異なる年齢の子どもと遊ぶ

6. 子どもの好きに遊ばせ、親の罪悪感を捨てる

7. 親が本気で遊ぶ

8. ひとり遊びもさせる

9. 障害物コースを作成する

10. 友達の親を誘う

11. 介入を急ぎすぎない

12. 手を放す


Authenticity ありのままを見る


デンマーク映画はすっきりしない。058

アンデルセンだって、原作のほとんどは悲劇だ。


「ありのままを見る」子育ては、自身と他人に正直になるように勇気を持てるように導く。061


大切なのは親自身が自分の感情に正直になる手本を子どもに見せ、あらゆる感情を感じて良いのだと子どもに教えること。 062


気持ちに正直に行動する自分を許せる。

外面的な目標よりも内面的な目標に従って行動することを学ぶ。063


褒める時も、タスクに集中する。何を、どのようにしているか。


「生まれつき賢い」「才能がある」と言った褒め方は「硬直マインドセット」。それに対して「能力は努力と教育によって伸びる」と教えられた子どもは「成長マインドセット」が育つ。


硬直マインドセットの子どもは人からの評価を気にする。(キャロル・S・ドゥエック、スタンフォード大学)『マインドセット:「やればできる!」の心理学』


「ありのままを見る」ヒント

  1. 1.自分をだまさない
  2. 2.正直に回答する
  3. 3.親の子ども時代の例を活用する
  4. 4.誠実さを教える
  5. 5.あらゆる感情を網羅して物語を読み聞かせる
  6. 6.プロセスを褒める
  7. 7.普段の返事に褒め言葉を使わない
  8. 8.努力に注目する
  9. 9.「人と比べない」ことを子どもに教える
  10. 10.「私には」を加えることで、親と子のそれぞれの見解に光を当てる



Reframing 視点を変える


視点を変える。

現実的に楽観主義。

決めつけない。


この能力こそがデンマーク人が幸せな国民に選ばれ続ける理由の一つ。092

物語の焦点を変える。肯定的な筋書き。


「大丈夫、私の行動は私の運命ではない」


「視点を変える」ヒント

  1. 1.ネガティブ思考に気づく
  2. 2.リフレーミングを練習する
  3. 3.決めつける言葉を減らす
  4. 4.レッテルを貼らず、行動を人物から切り離す
  5. 5.わが子の物語を、もっと魅力的に書き換える
  6. 6.うながす言葉を使う
  7. 7.ユーモアを使う



Empathy 共感力


同情はSympathy。エンパシーは他人の気持ちに感情移入できる力。


アメリカの若者の共感力は80年代から90年代に比べて50%近く低下している。


弱い自分をさらけ出すことへの恐れ、脆弱性。


他人を批判すると、自分の選択肢が優っていて自分の方が正しいと思える。124


他人より常に上を目指すことの問題点は「弱い自分」に不快感や不安感を覚えること。


『教官の時代へ』フランス・ドゥ・ヴァールは、動物の行動に教官が見出せるという。


共感力は人間の必需品。130


デンマークで実践されている「Trin for Trin」という幼児期からのプログラム。

「いじめゼロ」プログラムも効果を上げている。


「共感力」のヒント

  1. 1.あなた自身の共感力のスタイルを理解する
  2. 2.他人を理解する
  3. 3.感情に気づいて、言葉にする
  4. 4.読み聞かせと読書
  5. 5.大切な人との関係を改善する
  6. 6.自分の弱さをさらけ出す
  7. 7.共感力を伝染させよう


No Ultimatums 叩かない


アメリカでは19の州で体罰が認められている。31の州で禁じられているが私立では50週で認められている。152


子育ての四つのスタイル

・独裁・支配型

・民主型

・消極・受け身型

・無関心型


敬意を持って子育てすること。160


子どもについて悪い筋書きを増やさない。


「叩かない」ヒント

  1. 1.行動を子どもから切り離して考える
  2. 2.子どもに勝とうとしない
  3. 3.子どもを責めない
  4. 4.子どもは 生まれつき善だとみなす  境界を広げようとする行動は悪ではない
  5. 5.子どもに教える
  6. 6.リフレーミングする
  7. 7.子どもにしたことは、いつか自分に返ってくることを忘れない
  8. 8.パートナーを巻き込む
  9. 9.あなたの体罰をチェックする
  10. 10.子どもの年齢を常に考慮する
  11. 11.あらゆる種類の感情を受け入れる
  12. 12.反抗も反応の一種
  13. 13.悪い行動の背景を考える
  14. 14.どんなことで自分がカッとなるかを知る
  15. 15.話を聴く姿勢を子どもに見せる


Togetherness and Hygge 仲間と心地よくつながる


Hyggeヒュゲ。 共に居心地よく過ごすという伝統。

社会的なグループ、「フォエーニングスリヴ、協会、組合」

いっしょに歌うことが好き。


「仲間と心地よくつながる」ヒント

  1. 1.「ヒュゲの誓い」を守る
  2. 2.みんなで「今の瞬間」に集中する
  3. 3.「フレーミングの下準備」をする
  4. 4.一緒に楽しむ
  5. 5.居心地の良い空間を作る
  6. 6.文句は一時休止
  7. 7.ストレスを感じたらリフレーミングする
  8. 8.シンプルを保つ
  9. 9.親が「今」に集中し、子どもにも「今」に集中するようにうながす
  10. 10.つながる
  11. 11.遊びをうながす
  12. 12.チーム育成をうながす
  13. 13.信頼して打ち明ける
  14. 14.ママ友のグループを立ち上げる
  15. 15.家族がチームであることを子どもに教える
  16. 16.家族のつながりを日常的に祝福する
  17. 17.歌う!


ヒュゲの誓いの原則をみんなで共有する。211


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■ラトビア10徳 
常に、正しい行いをしましょう。

隣の人となかよくしましょう。

自らの知識や能力を社会のために
惜しみなく差し出しましょう。

まじめに楽しく働きましょう。

それぞれの役割を果たしましょう。

向上心を忘れずに、自らを
洗練させましょう。

家族や隣人、故郷、自然など
衣食住すべてに感謝しましょう。

どんな状況に陥っても朗らかに
明るく受け止めましょう。

ケチケチせず、
気前よくふるまいましょう。

相手の立場に立って寄り添いながら
生きていきましょう。

「ラトビアの十得」というのだそうである。2017年1月29日の毎日新聞日曜版の「日曜日ですよ! 小川糸」という記事で紹介されていた。
http://tsuchy1493.seesaa.net/article/446866523.html




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# by eric-blog | 2017-12-13 11:07 | □週5プロジェクト17 | Comments(0)

備忘録: 大学入試改革

http://www.dnc.ac.jp/corporation/daigakunyugakukibousyagakuryokuhyoka_test/pre-test_h29_01.html

実験的問題と解答

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# by eric-blog | 2017-12-12 09:56 | ☆よりよい質の教育へBQOE | Comments(0)

文化力  日本の底力

文化力  日本の底力

川勝平太、ウェッジ、2006

2967冊目


著者の勤務先は国際日本文化研究センター、日文研。


世界の人口増加の表はよく見るけれど、日本の人口増加の表はあまり見ない。もちろん、世界の傾向と同じなのだが、平安時代に644万人と聞くと、寂しさが募る。22


江戸初期は1227万人で江戸の半ばに3128万人になり、その後は明治まで横ばい。明治になって、昭和までに倍、そして、戦後から今までで、また倍。


文化の力を「女」「美」「森」「文化力」で読み解いていく。


女性的価値は平和と生命を重んじる。日本が平和な時代には人口は安定する。


象徴天皇制は平安時代に成立し、「権力」と「権威」が分離した。江戸時代に権力はさらに分化し「権力」から「所有」が分離した。権力の基礎は財力。土地から切り離された武士が権力を握る。マネジメントに特化。53


明治維新は士民革命。


西洋へのキャッチアップが終わったのが1985年。G5のプラザ合意。円高で日本の輸出が抑制される。


そして、地球環境という「美」の価値化の時代へ。

真善美の追求の段階が西洋とは異なる。しかし、地球という「美」で一致を見れば、西洋と日本は共存しうる。


1992年の地球サミットは「森」のルネッサンスでもあった。


西洋の資本主義は奴隷制によって発達した。

エリック・ウィリアムズは黒人だったが、優秀だったので、大学院まで奨学金で進む。しかし、イギリスでは職を得られず、やがて母国トリニダード・トバゴの独立運動を指導する。312


アフリカでは人口の1/3が奴隷にされるというような事態であった。徹底的に破壊された、その後に残っているものを、償いとして、文化を取り上げている。

新大陸でヨーロッパ人は極悪非道なことをした。絶滅に至った場所もあったのではないか。そして、そこにイギリス人がトップ、次にスペイン人、最下層に現地人という階層制も作った。


そのトリニダード・トバゴ出身のエリック・ウィリアムズが資本主義と奴隷制の関係を喝破した。


梅棹忠男、入江隆則、三浦雅士、伊東俊太郎さんらとの対談も収録。


ポスト東京時代のアジアとの競争時代。明治維新に匹敵する日本改革が求められている。



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# by eric-blog | 2017-12-11 18:01 | □週5プロジェクト17 | Comments(0)

ヒロシマを伝える 詩画人・四国五郎と原爆の表現者たち

ヒロシマを伝える 詩画人・四国五郎と原爆の表現者たち

永田浩三、WAVE出版、2016

2966冊目


スペースななでのガタロさんとの対談、行きたかったなあ。

http://ericweblog.exblog.jp/238037498/


四國五郎は1924年生まれ。福島菊次郎さんと同じ部隊に入隊したことがある。満州に派兵され、敗戦時にソ連軍の捕虜となる。


197468日 土曜日 NHK総合テレビ、『ひろしまリポート』「届けられた一枚の絵」で四國五郎が呼びかけた。忘れられないあの場面を絵にして届けてくれと。13


翌年までに届けられた絵画は2225枚。展覧会も開催。


絵の募集は2002年にも行われた。合計4006枚。ひろしま平和記念資料館に所蔵されている。


峠三吉など、絵画、写真、エッセイ、小説など、ヒロシマを伝えた人たち列伝がこの本である。


ヒロシマだけではない。その人たちは戦後の原爆反対の運動の担い手、応援団、支援者たちでもあるのだ。運動の歴史書でもある。



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# by eric-blog | 2017-12-11 13:39 | □週5プロジェクト17 | Comments(0)

大学生のための道徳教科書 君はどう生きるか?

大学生のための道徳教科書 君はどう生きるか?

麗沢大学道徳科学教育センター、麗沢大学出版会、2009

2965冊目


救済活動家・社会啓蒙家として歩んできた創立者廣池千九郎(ちくろう)によって1935年昭和10年に設立された塾、専門学校をベースに、戦後、短期大学として開学。語学を中心に展開していたが、1992年、国際経済学部開設。

http://www.reitaku-u.ac.jp/about/index.php


「大学の道は明徳を明らかにするにあり」

「知徳一体」


2008年平成20年に道徳科学教育センターを開設。

そこでの教育実践、創始者の思想の現代的展開をまとめたのがこの本である。


道徳科学というのは、諸科学の成果が人間の生き方を示唆していると考えるからだ。44


  1. 1.森羅万象は皆連絡している
  2. 2.全ての生き物の間、生き物と自然の事物との間には、相互依存関係がある
  3. 3.社会の本質は、人間の精神面における相互依存関係である。
  4. 4.人間の相互依存の関係は空間的、時間的な広がりを持つ
  5. 5.真の人間らしい結びつきとは、全体の調和、愛情、感謝、敬意



モラロジーは諸聖人の生き方を拠り所として、人間の生き方を具体的に明らかにする。47


  1. 1.万物生成化育の心、すなわち、全てに対する公平な慈愛の心
  2. 2.自己中心的な心の克服の必要性
  3. 3.大きな恩恵者の存在に気づき、感謝と報恩に心がける
  4. 4.自分も万物生成化育の働きの一員として、他の役に立つことに進んで取り組む
  5. 5.他の人にも同じような心を育てる


これらの五つの事柄の理解を目標とする。


いのちの観点から見た原則

  1. 1.持続可能性
  2. 2.適応可能性
  3. 3.関係性
  4. 4.質素さ  地球に負担のない生活様式
  5. 5.公正さ
  6. 6.連帯
  7. 7.生命多様性
  8. 8.十全性
  9. 9.謙虚さ


痛みを共有する存在

同情しあえる存在

助け合える存在


いのちという宇宙的存在を生きる。


廣池の思想の特徴が「道徳系統としての日本皇室」がまとめられている。293


四大聖人 ソクラテス、キリスト、釈迦、孔子

に皇室を合わせた五つが「最高道徳」


道徳は系統。代々受け継がれる。


天皇の道徳性とは

神々・祖先を尊重してその意思に従い、国民を愛し、自らには自己中心的な意思を許さず、事毎に自己反省の態度を取ってきた。294

  1. 1.神事第一
  2. 2.慈悲仁惠  民の父母
  3. 3.伝統継承
  4. 4.皇室の道徳を認め、尊重する国民との共同作業


「皇室の国民に対する道徳の積み重ねという前提が知らされないままに、皇室に対する「敬愛」だけを求められたりしたら、何か押し付けられたような感じがしてしまうのではないでしょうか?302


天照大神の特性とその継承と実行を歴代天皇が続けてきたこと。312


大学生のための道徳教科書 実践編 2011

高校生のための道徳教科書 2012


「高校生のための」のあとがきを書いている中山理学長が西暦を使っているのが、ちょっと嬉しい。理由は知らないけれど。横書きだからかな?



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# by eric-blog | 2017-12-11 13:13 | □週5プロジェクト17 | Comments(0)